■酒場ツアーでも、音楽のある飲食店は大人気
私は12年前から日本の旅行者対象の酒場ツアーを行っている。鍾路3街などのソウル旧市街中心部と並んで人気がある飲み歩きエリアが、ソウルの東の外れにある私の地元、江東区だ。
千戸洞(チョノドン)で大衆酒場を2軒ほどハシゴしたあと、隣町の吉洞(キルドン)にあるLPバーにお客さんを案内すると大変喜ばれる。今年の夏も、お客さんとともに訪れ、1990年代の日本留学時代にCDを買った山下達郎の「甘く危険な香り」(1982年)を久しぶりに聴き、胸がキュンとなった。
韓国には音楽のある飲食店がいたるところにある。ノレバン(カラオケボックス)は好き嫌いが分かれるが、音楽を聴く店ならOKという人は多いので、日本のみなさんにも一度体験してもらいたい。