『人生は美しい』の主人公夫婦は、朝鮮半島最南の地タンクッ(地の果て)マウルからフェリーで甫吉島へ向かった

 甫吉島は、セヨンの初恋相手が高校時代に好きだといっていた島。朝鮮王朝時代中期の文人・詩人である尹善道(ユン・ソンド)があまりにも美しい甫吉島の景観に感動。「世淵亭(セニョンジョン)」という建物を建て、本を読んだり、舟遊びをしたりしながらこの島で余生を過ごしたという。

 甫吉島の世淵亭は、慶尚北道・英陽(ヨンヤン)の瑞石池(ソソクチ)、全羅南道・潭陽(タミャン)の瀟灑園(ソセウォン)と並び、朝鮮3大庭園の1つといわれていることからも、その美しさが証明される。

 果たしてセヨンの夢は叶うのだろうか。気になる方は映画をぜひ観てほしい。

『人生は美しい』に登場した甫吉島・世淵亭とともに朝鮮3大庭園に選定されている英陽・瑞石池

●莞島へのアクセス

 ソウルセントラルターミナルから、莞島共用バスターミナルまで約5時間。釜山西部バスターミナル(沙上)から約6時間。