■大関嶺の冬の風物詩、丸太の干場で作られる最高級干しだら「ファンテ」
大関嶺の1月の平均気温はマイナス6.9度と、韓国の中で最も低いと言われている。その環境を活かし、大関嶺では最高級の干しだらであるファンテ(黄太)づくりが盛んに行われている。
朝鮮戦争後、北朝鮮の咸鏡道(ハムギョンド)からの避難民たちが、故郷と似た自然環境である江原道の高冷地に定着、丸太で組んだ干場に内臓を取り出したスケトウダラを干した。
夜の寒さで凍り付いたスケトウダラは、寒さが緩む昼間には少し溶け、夜になると再び凍り付く。3か月以上これを繰り返すことで、黄金色を帯びた皮の干しだら・ファンテとなる。
干した状態では硬いファンテは、ひとたび水で戻せばふっくらと柔らかく香ばしい香りが漂うのが特長だ。
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