■ミュージカルの楽曲も! 最後はとっておきの一曲を全員で熱唱
そして、「ミュージカルでたくさん歌った曲なので」とチ・チャンウクが出演したミュージカル『あの日々』から、「愛していたけど」を熱唱。切ない場面で歌う曲だけに、そのシーンを思い浮かべているのか、遠くに思いを馳せるような表情で切々と歌う。少しうるんだ哀切なまなざしで歌う姿に胸を射抜かれた人も多かったのでは。
「このツアー最後まで走ってきました。ツアーをしながらたくさんのファンの方々に出会い、コミュニケーションをとり、歌を聴いてもらい、大切な思い出が生まれ、暖かい春になりました。準備しながら、うまくできるか満足してもらえるかすごく心配でしたが、皆さんのおかげで本当に大切で、幸せな公演になりました」
そう語り、最後の曲として、彼の人気ドラマ『ヒーラー~最高の恋人~』からOSTの「守ってあげる」をとっても幸せそうな笑みを浮かべながら歌ってくれた。
そのままセットの向こう側に消えていくも、アンコールではコンサートツアーのフーディーというカジュアルスタイルに着替えて再登場。
「本当に僕が大切にとっておいた曲です」と、日本ファーストシングルタイトル曲「あなたがいてくれた」を披露。
そして、最後にコンサートに尽力してくれた関係者に感謝の言葉を述べたうえで、
「何より、いつも僕の後ろで心強く見守ってくれる、RUBEUSの皆さん、いつも変わらず声援を送ってくれてありがとう。観客の皆さんがいらっしゃらなければ、この公演もできなかったと思います。これからも更に一生懸命活動していくことで、皆さんの人生の癒しや楽しみになってくれたら嬉しいです」とメッセージを伝えていた。
締めくくりは、2ndシングルタイトル曲の「The Wind 0f Spring」 。
この曲はコンサート前のスタッフによる事前説明で客席みんなで振り付けの練習をしていた曲。その中の歌詞で「好きなのはラテだったね」という歌詞は、みんなで声を出して合唱。
最終公演だけに、全ステージ通ったファンも結構いたのか、もう慣れたものでしっかり声が出て会場の一体感が感じられた。
そんな客席の盛り上がりをビデオカメラで撮影して回るチ・チャンウク。バンドメンバーも一緒にステージで記念写真をし、丁寧に三方にお辞儀をして去っていった。
何度も感謝という言葉が飛び出して、終始幸せそうな微笑みを浮かべて歌っていたので、チ・チャンウクの充実ぶりが伝わってくるコンサートだった。
●チ・チャンウクProfile
1987年7月5日生まれ。2007年、ミュージカル『氷と火』で初舞台を踏み、演技の道へ。2008年には映画『スリーピングビューティー』、ドラマ『僕は君に惚れた』に出演。以降、ドラマ、ミュージカル、映画と多岐にわたって活動を展開。2010年の大ヒットドラマ『笑ってトンヘ』で主人公を演じ、一躍人気を得る。甘くセクシーな魅力により、 “ロマンス職人”という異名も持つ。代表作に、『最悪の悪』『都会の男女の恋愛法』『ヒーラー〜最高の恋人〜』『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』など。
*チ・チャンウク ジャパンオフィシャルファンクラブ https://jichangwook.jp/