ディズニープラス スターで配信中の『ジョンニョン:スター誕生』が、序盤から話題を集めている。舞台は、朝鮮戦争休戦直後の1950年代。すべての配役を女性が担い、演技、舞踏、歌で作品を織り成す「女性国楽劇団」をテーマにしたドラマである。
主役のユン・ジョンニョンを演じるのは、多才な演技力で定評のあるキム・テリ。ナム・ジュヒョク共演の青春ロマンス『二十五、二十一』では、母親との確執や恋に悩みながらも、成長していくフェンシング選手を好演。『悪鬼』では、悪霊に取り憑かれながらも、不可解な死の真相究明に全力を注ぐ女性を演じた。
そんなキム・テリが、『ジョンニョン:スター誕生』で演じるのは、天性の美声と豊かな表現力で人々を魅了し、一流の国劇俳優を夢見て努力を重ねる女性だ。(以下、一部ネタバレを含みます)
■キム・テリ主演『ジョンニョン:スター誕生』ストーリー&見どころ
漁村の貧しい家庭に生まれたユン・ジョンニョン(キム・テリ)は、姉とともに魚を売って生計を立てていた。歌うことが大好きなジョンニョンは、母親に禁じられながらも、市場でその歌声を披露する。
その場を通りがかった梅蘭(メラン)国劇団の男役トップスター、ムン・オッキョン(チョン・ウンチェ『ザ・キング:永遠の君主』)は、ジョンニョンの天性の声を見初め、劇団のオーディションを受けるように勧める。
母親の反対を押し切り、ソウルでオーディションを受けたジョンニョンは、補欠で合格する。
国劇団長カン・ソボク(ラ・ミラン『良くも、悪くも、だって母親』)の厳しい指導、スーパーエリート、ホ・ヨンソ(シン・イェウン『ザ・グローリー~輝かしき復讐』)をはじめ、研究生たちとのし烈なライバル争いなど、不慣れな環境のなかで、一流国劇俳優を目指しジョンニョンの新たな人生が始まる。
キム・テリは、国劇俳優を演じるために、約3年間かけてパンソリ(伝統歌)の練習に励んできたという。努力の甲斐あって、劇中で見せる彼女の迫力ある歌声、巧みな踊りや演技には圧倒される。
韓国tvNでの視聴率は、初回こそ4.8%だったが、4回には12.7%とうなぎのぼりである。映画『リトル・フォレスト~春夏秋冬』で、キム・テリ扮する主人公ヘウォンの母親役を演じたムン・ソリが特別出演し、ジョンニョンの母を演じていることにも注目してほしい。
原作は韓国で人気のウェブトゥーン、制作は大ヒット作『愛の不時着』『涙の女王』『私の夫と結婚して』のスタジオドラゴン、監督は2PMジュノ主演の大人気ロマンス史劇『赤い袖先』を手掛けたチョン・ジイン、脚本は『いつかの君に』のチェ・ヒョビが務めている。
●配信情報
『ジョンニョン:スター誕生』ディズニープラスで独占配信中(毎週土・日曜1話ずつ配信)
[2024年/全12話]監督:チョン・ジイン『赤い袖先』 脚本:チェ・ヒョビ『いつかの君に』
出演:キム・テリ『二十五、二十一』『悪鬼』、シン・イェウン『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』『代理リベンジ』、ラ・ミラン『良くも、悪くも、だって母親』、チョン・ウンチェ『ザ・キング: 永遠の君主』、キム・ユネ『終末のフール』
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