同じ第1話、精肉店で奥さんどうしが夫の精力減退について話す場面があったが、あれは閉ざされた空間で、女どうしだからこその会話だ。

 性に保守的な韓国で思い出したことがある。このドラマと同時代、20代前半だった筆者がミニスカートでソウルの光化門前を歩いていたら、見知らぬハルモニに腕をつかまれ、「女の子がこんなに脚を出して歩くもんじゃない!」と怒られ、お尻を叩かれたのだ。

 あのハルモニが今のガールズグループが歌い踊る姿を見たら卒倒しただろう。

●配信情報

Netflixシリーズ『貞淑なお仕事』独占配信中

[2024年/全12話]演出:チョ・ウン『ジャスティス―復讐という名の正義―』『時速493キロの恋』 脚本:チェ・ボリム『キム秘書はいったい、なぜ?』『九尾の狐とキケンな同居』(共同執筆)

出演:キム・ソヨン『ペントハウス』シリーズ、『九尾狐伝1938』、ヨン・ウジン39歳』『今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~』、キム・ソンリョンこうなった以上、青瓦台に行く』『キミはロボット』、キム・ソニョン愛の不時着』『人生最高の贈り物 ~ようこそ、サムグァンハウスへ~』、イ・セヒ紳士とお嬢さん』『リーガル・クレイジー 真剣勝負