『私の夫と結婚して』にはじまり、『涙の女王』『ソンジェ背負って走れ』と、ロマンス作品のヒットが続き、ときめき心が活気づいた2024年の韓国ドラマ市場。年末には、『イカゲーム』シーズン2や『その電話が鳴るとき』などが、世界配信で人気を集め、その勢いを継続したまま2025年に突入した。
地上波3局(SBS、MBC、KBS)の演技大賞では、それぞれ注目のラインナップ映像が公開され、気になるドラマが目白押しの状態だ。
そこで、『韓国TVドラマガイド』編集部では、地上波(SBS、MBC、KBS)、ケーブルチャンネル(tvN、JTBCなど)、Netflix、ディズニープラスなど、放送局・配信サービス別に2025年の注目のラインナップをリストにまとめてみた。
※タイトルは原題を訳したもの。情報は2025年1月20日現在。Netflixは現時点で年間ラインナップが未発表のため、これまでの制作確定ニュースをもとに掲載している。
■2025年注目&期待の韓国ドラマ、ラインナップを紹介!
主演作が1年に2作楽しめそうなのは、パク・ボヨン、パク・ボゴムやジュノ(2PM)らだ。
パク・ボヨンは、まず、映画業界を舞台にしたNetflixオリジナルドラマ『恋するムービー』(2月14日独占配信開始)で、チェ・ウシクを相手に切なくも揺れる恋を演じる。そして、性格のまったく違う双子の姉妹に扮する『未知のソウル』(tvN)では、除隊後復帰作となるパク・ジニョンとロマンスを演じる予定。毎回、相手俳優と絶妙なケミを発揮する“ロマコメ女王”パク・ボヨンの活躍が期待される。
パク・ボゴムは、ボクシング選手出身の刑事を演じる犯罪捜査ドラマ『グッドボーイ』(JTBC)と、IU相手に済州島を背景に繰り広げられる『本当にお疲れ様でした』(Netflix)。
ジュノは、ヒーロードラマ『CASHERO』(Netflix)、IMF時代を舞台にした『台風商事』(tvN)と、まったく別の姿が見られる予感。
また、イ・ジョンソク主演の『瑞草洞』(tvN)や、チョン・ギョンホ主演の『労務士ノ・ムジン』(MBC)、イ・ドンウク主演の『離婚保険』(tvN)などのオフィスドラマも魅力的。プロフェッショナルな姿、人間らしい姿が楽しめるだろう。
局別で目を引くのは、JTBCドラマの制作陣。『卒業』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』のアン・パンソク監督はイ・ジェフンを主役に迎え、大手企業M&A専門家と、そのチームの活躍を描くドラマ『交渉の技術』。『私の解放日誌』のキム・ソクユン監督は、『まぶしくて -私たちの輝く時間』の脚本家と、キム・ヘジャ、ソン・ソックを主演に迎えた『天国より美しい』を世に送り出す。
さらに『キング・ザ・ランド』の演出家×『39歳』の脚本家が、パク・ソジュンと組むロマンス作『ギョンドを待ちながら』。『ユミの細胞たち』シリーズの演出家×『それでも僕らは走り続ける』脚本家×ソン・ジュンギの『マイ・ユース』なども期待値が高い。
スターたちの出演が続くのは、ディズニープラスだ。キム・スヒョンとチョ・ボアの『ノックオフ』。パク・ウンビンとソル・ギョングが師弟という役どころで対立する『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』。そして、20年ぶりのドラマ出演となるカン・ドンウォンと、チョン・ジヒョン共演の『北極星』も見逃せない。
また、『捏造された都市』は、2017年のアクション映画『操作された都市』で主演したチ・チャンウクをそのまま配し、ドラマとしてリメイクするというのも面白い。悪役でド・ギョンスが出演することも決定しており、どんな対決で魅せるのか注目したい。