放送・映画・演劇の3部門で優れた功績を残した作品・スタッフ・俳優に与えられる韓国エンターテインメント最大のアワード、第61回「百想(ペクサン)芸術大賞」が、5月5日にソウルCOEXで開かれる。開催に先立って、ノミネートされた作品や俳優が発表になった。

 昨年の第60回では、TV部門の大賞&脚本賞&新人賞を『ムービング』が獲得、大型ロマンス史劇『恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜』が作品賞と男性最優秀演技賞(ナムグン・ミン)を、演出賞はチ・チャンウクウィ・ハジュン主演のノワール作『最悪の悪』、女性最優秀演技賞に『夜に咲く花』のイ・ハニが選ばれるなど、受賞作品が分散されたが、今年はどうなるか。  

■2025年「百想芸術大賞」ノミネート発表!『おつかれさま』は合計何冠に? 止めるのは『ソンジェ背負って走れ』か『トラウマコード』か、注目作が勢揃い!

 済州島の人々の世代をつなぐ物語に引き込まれる最新話題作『おつかれさま』が、作品賞および、最優秀演技賞候補のIUパク・ボゴム、演出、脚本にいたるまで最多8部門にノミネートさえた。

 さらに、世界的メガヒットとなったチュ・ジフン主演のメディカルヒーロー劇『トラウマコード』、社会に極上のときめきを供給したビョン・ウソクキム・ヘユンカップルがそろって最優秀演技賞候補にも選ばれている『ソンジェ背負って走れ」、ヒロインの生き様や、偽夫の一途愛が支持された『オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』、ハン・ソッキュ主演のヒューマンサスペンス『こんなに親密な裏切り者(原題)』など、作品賞候補はそれぞれ複数部門でノミネートされているので、熾烈な争い間違いなしだ。

 また、演出部門では、名バイプレーヤーにして初監督が評価された『照明店の客人たち』のキム・ヒウォンや、第58回の『赤い袖先』に続いてノミネートされた『ジョンニョン:スター誕生』のチョン・ジインらの名も。一方で、『おつかれさま』のキム・ウォンソクが獲得すれば、『ミセン―未生―』(2015年)以来の演出賞受賞となる。

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