法に背けば、いつかその報いを受けることになる。そんな因果応報を描いた新作ドラマ『悪縁(アギョン)』が、Netflixで独占配信中だ。
本作は、シン・ミナが演じるトラウマを抱えた神経外科医、パク・ヘスが扮する交通事故の目撃者を中心に、逃れようのない運命の糸で結ばれた6人の人物たちの「悪縁」を描いた犯罪スリラーである。
■シン・ミナ、パク・ヘス出演、Netflix新作『悪縁』ストーリー&見どころ紹介
●『悪縁』ストーリー
投資に失敗し、借金まみれのパク・ジェヨン(イ・ヒジュン/『支配種』『殺人者のパラドックス』)は、「1か月以内に借金を返済しなければ命はない」と、闇金業者(チョ・ジヌン/『NO WAY OUT:ザ・ルーレット』『シグナル』)から脅迫される。
父親が生命保険に加入していることを知ったジェヨンは、死亡保険金を手に入れるために、中華圏のマフィア、チャン・ギルリョン(キム・ソンギュン/『ムービング』『離婚弁護士シン・ソンハン』)に自分の父を轢き殺すよう依頼する。
一方、韓方医のハン・サンフン(イ・グァンス/『離婚保険』『殺人者の買い物リスト』)は、恋人のイ・ユジョン(コン・スンヨン/『ファースト・レスポンターズ 緊急出動チーム』)に急用ができたため、彼女を車で送る。しかし、運転中に男性を轢き殺してしまう。
その現場を目撃したキム・ボムジュン(パク・ヘス/『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』『イカゲーム』)は、サンフンから口止め料をもらい、死体を埋める手伝いをする。
数日後、廃墟となったビルで火災が起こり、その現場から唯一の生存者である男性が総合病院に運び込まれる。神経外科医のイ・ジュヨン(シン・ミナ/『損するのは嫌だから』)は、その患者の名前を聞き、恐怖と怒りに震える。名前の主は、ジェヨンが高校時代に巻き込まれ、今でもトラウマに悩まされているある事件の首謀者だったのだ。
●『悪縁』見どころ
最初はバラバラだったジクソーパズルのピースが、徐々に埋められて1枚の絵画が現れるように、別々の事件に加担した人物たちが、徐々に「悪縁」で結ばれていることが明らかになる。
そして、「そうだったのか!」と思わせるラストへと続く構成が見事である。
罪を犯す人物たちは最低の輩ばかりだが、その輩たちが絡み合いもたらされる結果は、まさに因果応報といえる。
『損するのは嫌だから』『海街チャチャチャ』など、ラブコメディで、チャーミングな笑顔と魅力的な演技を見せるシン・ミナが、トラウマを抱え苦悩する医師という複雑な役に挑戦し、新境地を見せた。
6名の主要人物以外にも、豪華な俳優陣に注目だ。元・刑事で興信所の所長に扮するのは、パク・ホサン(『マエストラ』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』)。さらに、ジェヨンの同僚医師で恋人役として、キム・ナムギル(『熱血司祭』)が特別出演している。

●配信情報
Netflixシリーズ『悪縁(アギョン)』独占配信中
[2025年/全6話]演出・脚本:イ・イルヒョン『復讐の記憶』『華麗なるリベンジ』(映画)
出演:パク・ヘス、シン・ミナ、イ・ヒジュン、キム・ソンギュン、イ・グァンス、コン・スンヨン