「登場人物を通して、正義に対する話を描いてみたかったのです。主人公の復讐の話も個人の問題だけではなく、『正義としての行動』という面がありました。
つまり、描かれている復讐は個人のレベルから始めて後には社会体制の改革に変わっていくのです。その意味で、このドラマには単純な恋物語ではないという思いが込められています」
ドラマは極上のエンタメだが、作る側の意識次第で、世の中を変える一端を担える。そのことを信じる演出家によって、韓国ドラマの社会性も一段と高まっていった。
●作品情報
『王女の男』
[2011年/全24話]演出:キム・ジョンミン、パク・ヒョンソク 脚本:チョ・ジョンジュ、キム・ウク