2018年に韓国tvNで放送された『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』は、7年後の今でも「韓国ドラマの金字塔」という評価を得ている。とにかく、心に残る名シーンが多いドラマだった。そこで、特別に印象的だった名場面をランキング形式でピックアップしてみよう。(以下、一部ネタバレを含みます)
■韓国ドラマの金字塔『マイ・ディア・ミスター』の「心に残る名シーン」ベスト8!
『マイ・ディア・ミスター』の序盤は、見ていて辛い場面が多かった。特に、主人公パク・ドンフン(イ・ソンギュン)が勤める大手建築会社の派遣社員をしているイ・ジアン(IU)は、父親が残した借金によってどん底の境遇に陥っていた。「見るに堪えない」と感じた人も多かったようで、ドラマの序盤で離脱してしまう視聴者も少なくなかった。
しかし、制作陣にはゆるぎない信念があった。それは、視聴者をつなぎとめるために、序盤から無理なドラマ作りをしないということだ。見せるべきものは、最初からしっかり見せる。その堂々たる作り方が視聴者に伝わってから、ドラマは飛躍的に面白くなっていった。そんな不朽の名作『マイ・ディア・ミスター』の中で、「忘れられない名シーン」を選んでみよう。

●名場面ランキング8位/第4話後半「復活」
「ジョンヒの店」を仕切るジョンヒ(オ・ナラ)が帰国して久しぶりに店を開いたとき、待ちかねていた常連客が集ってきて大いに喜び合っている光景は、見ていて本当に楽しそうだった。
●名場面ランキング7位/第7話終盤「呆然」
ドンフンとジアンが仲良くビールを飲んでいるところを、窓の外からイ・グァンイル(チャン・ギヨン)がこっそり見ていた。ジアンを執拗に責め立てる彼がショックを受けて呆然としている。グァンイルも実はジアンを心から愛していたのだ。
●名場面ランキング6位/第16話前半「再会」
僧侶のギョムドク(パク・ヘジュン)がジョンヒに会いに来る。「最愛の人」を迎えた彼女の「戸惑いと嬉しさが交差した表情」が秀逸だった。
●名場面ランキング5位/第5話前半「名月」
ジアンが祖母をカートに乗せて名月を見に行く。それを手伝ったのがドンフンだった。彼は最後にジアンに「いい子だね」と声をかける。その言葉がジアンの心に深く残った。