■『グッドボーイ』1話、国家代表選手たちの合宿所・選手村があるソウル特別市・泰陵とは?

『グッドボーイ』の第1話で、主人公のドンジュがハンナと出会ったのが「泰陵(テルン)選手村」だった、というエピソードが登場する。同選手村は、ソウル特別自治市の北東部、蘆原(ノウォン)区にあり、国家代表選手たちがトレーニング合宿を行う国立のスポーツ施設だ。

 泰陵とは、朝鮮王朝第11代・中宗の3番目の王妃、文定王后の陵(墓)のことで、同選手村は、この陵の東に位置している。

 近くには旧・花郎台(ファランデ)鉄道公園がある。園内には、かつて京春線の泰陵駅として開業し、その後、隣接する海軍士官学校の学生を中心に利用された旧・花郎台(ファランデ)の駅舎がある。

 旧・駅舎は、「花郎台歴史館」という鉄道博物館として再利用されている。公園内にはSLや路面電車など、レトロな車両が展示されており、内部観覧もできる。四季の花々も咲き、鉄道ファンのみならず、住民たちの憩いの場となっている。

京春線の花郎台駅舎だった建物を中心に造成された花郎台鉄道公園
旧・花郎台駅舎は、「花郎台歴史館」という歴史博物館として開放されている

●泰陵へのアクセス

ソウル地下鉄6号線、花郎台駅からタクシーで約9分