■『トリガー』主人公が勤務する派出所のロケ地、京畿道・軍浦とは?
イ・ドは京仁警察署(架空)管内の派出所に勤務している。拾った財布を届けてくれた子供たちにポップキャンディをふるまう優しいイ・ド。彼を息子のように可愛がる派出所長のチョ・ヒョンシク(キム・ウォネ/『トラウマコード』)が「税金で賄われたものを配るな」と小言を言いつつ、自分もキャンディを食べるというシーンは、重いテーマの本作の中で、数少ない微笑ましい場面だ。
この撮影が行われたのが、韓国北西部、京畿道にある軍浦(クンポ)市のマンション群の一角にあるチェグン支援センターという派出所だ。
ソウル駅から地下鉄で約45分の位置にある軍浦は、人口25万人あまりで、ソウルのベッドタウンとなっている。市の北西部には標高489メートルの修理山(スリサン)がそびえ、週末にはトレッキング客でにぎわいを見せる。
南西部には、軍浦の代表的な景勝地である半月湖(パノルホ)という人造湖があり、湖畔の飲食店やカフェで自然を愛でながら食事やカフェタイムを楽しむのもいい。
地下鉄4号線の修理山駅前には、25,000平方メートルのクロフネツツジの群生地がある。1999年から15年かけて植樹されたツツジは、現在6種類、22万株あまりとなり、毎年4月末から5月初めには鮮やかなピンク色に咲き誇り、市民の目を楽しませてくれる。


●京畿道・軍浦市へのアクセス
ソウル駅から地下鉄4号線修理山駅まで約45分