『ウンスのいい日』(U-NEXT見放題独占配信中)は、働き手の夫が借金を背負って病に倒れ、生活に困った妻が危険な仕事に手を染めてしまうヒューマン犯罪サスペンスだ。妻のウンス役には『宮廷女官チャングムの誓い』のイ・ヨンエ(1971年生まれ)が扮している。
ウンスと危険な仕事を共にするパートナーのギョンに扮するのは、『初対面だけど愛してます』『愛だと言って』『トリガー』のモデル出身俳優キム・ヨングァン(1987年生まれ)。昼間は美術教師、夜は麻薬の売人という2つの顔を持つ謎めいた年下男性役で、イ・ヨンエとのケミストリーが注目を集めた。(以下、一部ネタバレを含みます)
■『ウンスのいい日』主演イ・ヨンエはどんな俳優?主演作『宮廷女官チャングムの誓い』が大ヒット
『ウンスのいい日』は、家族愛と犯罪の間で苦悩するウンスが、ギョンとの間に芽生える複雑な感情に揺れる描写が見ものだ。2025年「KBS演技大賞」でイ・ヨンエが女性最優秀賞、キム・ヨングァンが男性最優秀賞、さらに2人でベストカップル賞を受賞するなど、その演技が高い評価を受けた。
出演作品は多いとは言えないものの、すでにベテランの域に入っているイ・ヨンエの足跡を振り返りながら、本作の見どころを解説しよう。
イ・ヨンエと言えば、『冬のソナタ』に続いて日本でも大ヒットしたドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』で料理人や医女を演じた女優としてあまりにも有名だ。同作のヒットで来日した彼女がNHKホールに登場したときの神々しい美しさを覚えている人も多いだろう。
冬ソナに女性ファンが多かったのに対し、チャングムは男性ファンのハートもつかみ、イ・ヨンエは韓流が多様化するまではペ・ヨンジュンに次ぐ知名度を誇っていた。
イ・ヨンエは、2005年にパク・チャヌク監督の『親切なクムジャさん』の囚人役で脱優等生キャラにチャレンジ。そのあと長いブランクがあったが、2017年にソン・スンホンとのW主演作『師任堂、色の日記』でドラマ復帰。朝鮮王朝時代の芸術家で良妻賢母のシンボルである申師任堂(シン・サイムダン)に扮し、再び優等生キャラを印象づけた。
2019年には、『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』で映画復帰。失踪した息子を地を這うように探す執念の母に扮した。『親切なクムジャさん』や『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』で汚れ役に挑んだものの、衰えぬ美貌のせいもあってチャングムや申師任堂の優等生イメージはなかなかぬぐえない。