■ク・ギョファン扮するドンマンが部屋で観ていた韓国映画は?

 劇中でドンマンが部屋で最初に観ていた映画は、ホ・ジノ監督の『春の日は過ぎゆく』(2001年)だ。主演は先日1600万人を動員して歴代2位となった『王と生きる男』で悪役を演じたユ・ジテ。相手役は『宮廷女官チャングムの誓い』で一世を風靡し、最近は『ウンスのいい日』主演で話題になったイ・ヨンエ

 ユ・ジテ扮するラジオ局の音声係サンウは、イ・ヨンエ扮するPDウンスと恋に落ちたが、奔放なウンスに振り回され、やがて失恋。ドンマンが観ていた桜並木の場面は、映画のラストでサンウとウンスが再会したシーン。傷つきながらも自分を貫き率直に生きようとするサンウの姿に、ドンマンが自身を重ねていることが想像できる。

『春の日は過ぎゆく』はホ・ジノ監督の『八月のクリスマス』同様、『冬のソナタ』以前から韓国映画に注目していた人に熱烈に支持されている作品だ。Netflix配信中の映画『パヴァーヌ』主演の若手俳優ムン・サンミンが、ユ・ジテの演技を参考にしたことも話題になった。

『誰だって無価値な自分と闘っている』でドンマンに感情移入した人や、ドンマンの心に寄り添いたい人に、ドラマ本編と合わせてぜひ観てもらいたい映画だ。

『誰だって無価値な自分と闘っている』は象徴的なシーンに踏切が登場。写真は同じ脚本家(パク・ヘヨン)のヒット作『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』に登場したソウル龍山区の踏切
『誰だって無価値な自分と闘っている』の主人公ドンマンが家でむさぼり喰っていたのは、チョンガッキムチだった
映画『春の日は過ぎゆく』の冒頭、ウンスのアパートで初めての夜を過ごしたサンウが翌朝、幸せのあまり駆け出した通り

●配信情報

Netflix『誰だって無価値な闘っている』独占配信中

[2026年/全12話]演出:チャ・ヨンフン 脚本:パク・ヘヨン、

出演:ク・ギョファン、コ・ユンジョン、オ・ジョンセ、カン・マルグム、パク・ヘジュン、ペ・ジョンオク、チェ・ウォニョン、ハン・ソナ