Netflix配信の注目ヒューマンドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』。主人公は、映画監督デビューを目指すものの20年経っても鳴かず飛ばずで、映画界の仲間たちからも疎まれ、精神的に追い詰められているファン・ドンマン(ク・ギョファン)。過労で心をすり減らしている映画会社のPDピョン・ウナ(コ・ユンジョン)がドンマンと出会うことで、二人が絶望の淵から少しずつ這い上がっていく物語だ。(以下、一部ネタバレを含みます)
■Netflix注目ヒューマンドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』見どころは?
本作の主人公ドンマン役のク・ギョファンは『D.P. -脱走兵追跡官-』『寄生獣 -ザ・グレイ-』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、映画『脱走』『新感染半島 ファイナル・ステージ』などで知られる個性派俳優。韓国で高い評価を受けた主演映画『サヨナラの引力』は日本で7月に劇場公開予定だ。
PDウナ役を演じるのは、『ムービング』『いつかは賢いレジデント生活』『恋の通訳、できますか?』で躍進中のコ・ユンジョン。
ドンマンの映画界の集まり “8人会”のメンバーで、ドンマンと折り合いのよくない映画監督パク・ギョンセにオ・ジョンセ、その妻コ・ヘジンにはカン・マルグム。ウナが働く映画会社のチェ・ドンヒョン役はチェ・ウォニョン、ドンマンの兄ファン・ジンマン役はパク・ヘジュン。“8人会”の他のメンバー役には、チョン・ベス、シム・ヒソプといった、実力派バイプレイヤーたちが名を連ねる。
脚本はヒューマンドラマの傑作『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』や『私の解放日誌』を生み出したパク・ヘヨン。演出は『椿の花咲く頃』『サムダルリへようこそ』のチャ・ヨンフンが務めている。
第1話は、生活のために本業以外のアルバイトをしながらも、半ば自暴自棄になって無気力な暮らしをしているドンマンの無様な姿が見ものだ。ク・ギョファンの演技の上手さもさることながら、生活感たっぷりの演出も見ごたえがある。
自分の部屋でチンマンドゥ(蒸しパン)や即席麺、チョンガッキムチなどをやけ食いしてみたり、思い入れのある映画をプロジェクターで部屋の壁に投影してうっとり眺めたり。韓国人でも日本人でも一人暮らしで苦労したことのある人なら、身につまされるシーンが満載だ。