ディズニープラス配信の話題作『21世紀の大君夫人』は、現代の韓国に朝鮮王朝から引き継がれた王室制度が残っているという設定で、財閥家の令嬢ソン・ヒジュ(IU)と王族のイ・アン大君(ビョン・ウソク)の契約結婚が描かれている。ドラマの前半では過去の王家の事情が断片的に出てきていたが、ストーリーをよく把握するために、王家に起こった出来事を時系列で整理してみよう。(以下、一部ネタバレを含みます)
■『21世紀の大君夫人』王家に起こった2つの悲劇にはどんな闇が潜んでいるのか
韓国で『21世紀の大君夫人』を放送するMBCの公式サイトには、劇中の王家の年表が詳細に記されている。その年表をもとに、王家の30年間を見ていこう。
●『21世紀の大君夫人』王家の年表
1995年/イ・ギョク(32歳)が31代王として即位
1999年9月9日/イ・ファン(11歳)が世子になる
2005年5月/王妃が交通事故で亡くなる
2010年/イ・ファンがユン・イラン(20歳)と結婚する
2012年/イ・ギョクが崩御し、イ・ファンが32代王として即位する
2018年4月28日/イ・ユンが生まれる
2020年/イ・ユンが世子になる
2022年3月/イ・ファンが火災で崩御。イ・ユンが33代王として即位する
2022年9月16日/イ・アン大君が摂政となる
以上が王家の重要な出来事だが、特に衝撃的なのが2つだ。
まず1つ目は、2005年5月に起きた痛ましい悲劇である。当時の王妃が交通事故によって突然この世を去ってしまったのだ。しかも、凄惨な事故の一部始終を幼いイ・アン大君が直接目撃してしまっている。
この事故には、一体どのような恐ろしい背景が隠されているのだろうか。単なる偶然の事故などではないはずだ。血で血を洗うような王室内部の熾烈な勢力争いが引き起こした惨劇だったかもしれない。
2つ目は2022年3月にイ・ファン(ソンジュン)が崩御したことだ。彼は恐ろしい火災に巻き込まれて命を落としてしまった。しかし、その直前に非常に気がかりな出来事が起きている。イ・ファンは王妃のユン・イラン(コン・スンヨン)に対して、王位を弟のイ・アン大君に譲ると明確に宣言していたのだ。