1998年のデビュー以来、ドラマと映画を行き来しながら活躍してきた俳優ムン・ジョンヒが「作家」として初来日。『最後列からの声』や『ゴールドランド』といった注目のドラマへの出演が続く彼女が、なぜ、初めての著書を出版したのか。駐日韓国文化院などで去る7月3日から23日まで開催された「K-BOOK in TOKYO」の一環として行われたトークイベントの様子をレポートする。
◾️「書くことが癒しにも」ムン・ジョンヒが作家デビュー。愛犬とのかけがえのない日々を綴ったフォトエッセイ『マヌ物語』
7月3日に『不便なコンビニ』のキム・ホヨン、7月4日に『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』のファン・ボルムが登壇し、7月11日には日韓で人気のチョン・セランと小川哲の対談が行われた今回のイベント。
ムン・ジョンヒは7月11日の第2部のゲストとして登場し、長年の知り合いというプロデューサーのチェ・ゴンジェを聞き手に、トークを行った。
昨年10月に、7年をともに暮らした愛犬とのかけがえのない日々を綴ったフォトエッセイ『マヌ物語』を出版。売り上げを「犬や猫などの伴侶動物の医療費に使ってもらう」ため、この日も含め49回ものブックトークを行い「訪問販売をしている」と笑顔を見せた。
この本を出版したのは、ドラマ『The 8 Show~極限のマネーショー~』(2024年)でムン・ジョンヒと共演している俳優パク・ジョンミンが経営する出版社「MUZE(ムジェ)」。
パク・ジョンミン自身も犬と暮らし、同じ「幼稚園」に通わせる仲間だったとのこと。突然の病で愛犬と別れることになった彼女の気持ちを理解していたため、「本を出したらどうだろう」と提案してくれたという。イベントの途中ではビデオメッセージでサプライズ登場し、観客を喜ばせた。
パク・ジョンミンとアイデアを出しながら作ったという本には、ムン・ジョンヒによる文章と彼女の夫が撮影した写真に加え、ポラロイド写真やシールなども挟み込まれた遊びのある作り。
残念ながら、日本での翻訳はまだ決まっていないが「伴侶動物と暮らす文化がより進んでいると聞いているので、共感していただけると思います」とのことだった。