■翌日、別の店でゾっとする真相を!

明け方の歌舞伎町で命を絶った一人の女性が……

/画像:写真AC

「その日の夜は眠れませんでした。でも、怖い目に遭っても次の日にはまた飲みに行っちゃうよ、ホス狂いだから(笑)。その日は首吊り女を見たホストクラブからほど近い別のホストクラブに行きました。最初は普通にホストと話していたのですが、ホストが突然、『そういえば昨日、あそこのホストの客が首吊り自殺したみたいだよ』と言ってきたんです」

 その話を聞いて、まさか……とユリナは思った。「何時頃?」と思わず尋ねると、それはユリナが飲んでいた日の「翌日の朝方くらい」とそのホストは言う。

■ホストを巡りいがみ合っていた2人の女

「私が首吊り女を見た時間よりも数時間後なんですよ。さらに詳しく聞くと、自殺した女性は私が前日に飲んでいたホストのエースで、別の客とホストを取り合っていたというんです。どうやら、そのホストは2人の客と同棲しているのがバレて、その客は自殺したんじゃないか……と言うんです。そのホストとはまさに前日、私の後ろでケンカしていたホストだったんです……」

「エース」とは、ホストにとってもっとも金を落とす客のことだ。ホストはエースを切らさないために、付き合っているフリをしたり同棲をすることもある。そのホストには2人のエースがいて対立しあっていたようだ。

■店内に現れた“首つり女”の正体は──

 ユリナが見た首吊り女は果たして、その自殺した女なのだろうか。または、自殺した女の生霊だったのだろうか。また、首吊りの女はケンカしていたホストと客に何か言い残したことがあったのだろうか。

 歌舞伎町では度々、半狂乱になって叫んでいたり、ホストとケンカしている女を見ることがある。ユリナの言う通り、首吊り女の生霊なのだとしたら、生霊が取り憑いて暴れていたという可能性も十分にありえるのかもしれない……。