2022.7.6 ジュノ(2PM)主演作『赤い袖先』のヒロイン、宜嬪・成氏の本当の人生(前編)【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈13〉】 イ・ジュノ(ジュノ/2PM)が主演した韓国ドラマ『赤い袖先(原題)』は2021年11月から韓国MBCで放送されて、朝鮮王朝後期の名君であったイ・サン(正祖〔チョンジョ〕)と彼が愛した宮女の高貴な愛を描いて、社会…
2022.6.23 見た人がすぐに済州島に行きたくなる韓国ドラマ!『私たちのブルース』の海の風景と人情物語に癒される【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈12〉】 韓国tvNで放送されてNetflixでも同時配信されてきた『私たちのブルース』が、6月12日で最終回を終えた。全20話は圧巻のストーリー構成で、オールスター的に出演した大物俳優たちの演技も、さすがの見事さだった。…
2022.6.6 カンヌ映画祭初参加、IUの“悲しみより深い哀しい素顔”に引き込まれる韓国ドラマ感動名作『マイ・ディア・ミスター』【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈11〉】 今年のカンヌ国際映画祭で是枝裕和監督が演出した韓国映画『ベイビー・ブローカー』がコンペティション部門に選出されて、監督や出演陣がレッドカーペットを颯爽と歩いていったが、とりわけIU(イ・ジウン)の姿が本…
2022.5.27 韓国ドラマが持つ極上のエンタメ性が凝縮!チ・チャンウク最新作『アンナラスマナラ-魔法の旋律-』に感嘆【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈10〉】 俳優としていつも走り続けている。 それが、チ・チャンウクの印象だ。 事実、兵役による空白期間を除いて、2009年の『ソル薬局の息子たち』で注目を集めてから彼はずっとテレビドラマに出続けている。 それも演…
2022.5.12 束縛された日々からの解放がドラマを通して徐々に見えてくる『私の解放日誌』【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈9〉】 「彼」は得体の知れない登場人物だった。 特に、序盤は何も話さず焼酎ばかり飲んでいた。 名前もよくわからない。「ク」という姓しか知られていないのだ。フルネームが当たり前の韓国で姓しかわからないというの…
2022.4.29 イ・ビョンホン、シン・ミナら豪華俳優陣! 韓国ドラマ『私たちのブルース』の余韻に酔いしれる【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈8〉】 韓国の人たちはブルースが好きだ。 一緒にカラオケに行っても、ブルース調の選曲がとても多い。 きっと、気分よく聴いていたい音楽ジャンルなのだろう。 そんなブルースに「私たちの」という仲間意識を強烈に意…
2022.4.13 【韓国ドラマ】『二十五、二十一』のようなドラマに出会うために生きてきた【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈7〉『二十五、二十一』】(ネタバレを含みます) 人生の一番良かった時期を最高のときめきで描いてくれた韓国ドラマだった。同時に、それほど素敵なドラマがないともう生きていけない……そこまで思わせてくれたのが『二十五、二十一』であった。(以下、ネタバレ…
2022.3.31 韓国ドラマ『社内お見合い』のヒロイン役、キム・セジョンの突き抜けていく明るいキャラに魅せられる【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈6〉『社内お見合い』】 衝撃的だった。 それは、話題の韓国ドラマ『社内お見合い』の第3話の一場面である。 キム・セジョンが演じるシン・ハリが、アン・ヒョソプ扮するカン・テムと疑似デートでいい雰囲気になったとき、どこからとも…
2022.3.17 用意周到な伏線が珠玉のシーンになってドラマが進んでいく、Netflix話題作『二十五、二十一』【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈5〉『二十五、二十一』】 キム・テリは驚くべき女優だ。 表現力が並大抵ではない。 たとえば、大好きな漫画の最新刊を見られなかった女子高生がどんなふうに悔しがるか。それを、30歳を過ぎても生々しく演じてくれる。 あるいは、台本に…
2022.3.2 パク・ミニョンの持ち味が一番生きてくるキャラに喝采!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈4〉『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』】 パク・ミニョンが『トキメキ☆成均館スキャンダル』で演じたキャラは鮮烈だった。 少なくとも、美少女が男装をして朝鮮王朝時代のエリートをめざす、という奇想天外のストーリーの中で、彼女は時代劇で一気に花が…
2022.2.15 ソン・イェジンの女優人生には「ヒョンビンとの結婚」以外にどんな名場面があったのか【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈3〉『39歳』】 人気の浮き沈みが激しい韓国芸能界で、20年にわたってずっとトップクラスの女優であり続けている人は誰なのか。 そんなことを思っていて真っ先に浮かんだのがソン・イェジンだった。 彼女はまさに稀有な人だ。 …
2022.2.3 ジュノ(2PM)主演『赤い袖先(原題)』、この傑作時代劇がイ・サンの愛した女性たちの運命を教えてくれた【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈2〉『赤い袖先(原題)』】 韓国ドラマの中で特に時代劇というジャンルに特別な愛着を持っていたので、MBCで放送された『赤い袖先(原題)』が大ヒットしたことは本当に嬉しかった。今後、各テレビ局の中で時代劇の企画が通りやすくなるので…
2022.1.24 『その年、私たちは』で見せるチェ・ウシクの演技はどこが凄いのか【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈1〉『その年、私たちは』】 チェ・ウシクは、「竹林に吹く風」のような俳優だ。 どの役を見ても、ごく自然体の演技を見せてくれる。『パラサイト 半地下の家族』がそうだった。 彼はソン・ガンホが演じた主人公の息子ギウを演じたが、どこ…