■映画『新しき世界』『観相師』が大ヒットして再ブレイク
ところが、日本で韓流ブームが盛り上がった2000年代中盤以降、イ・ジョンジェは出演ドラマがいずれも当たらなかったこと、出演作に悩みすぎて作品が続かなかったなどが重なって、時の人になることはなかった。そんなイ・ジョンジェに、第2の全盛期、再発見と言われる時期が訪れる。
「2013年、日本でもブロマンス沼落ち女性を爆誕させたノワール映画『新しき世界』と、歴史的悪役を怪演した『観相師 かんそうし』が続けて大ヒットしました。実力派俳優として役柄の幅が一気に広がり、芝居の上手さも再認識されました。
その後、16年には、チョン・ウソンと芸能事務所を共同経営も開始、近年はドラマ『神と共に』(17年)シリーズや『サバハ』(19年)など、個性的なキャラクターでヒット作を続出。ネットフリックスで配信中のドラマ『補佐官』(19年)シリーズも高評価と、マイペースかつ順調に仕事を楽しんでいる気がします。現在は、4年間、シナリオを書いて準備してきた初監督&主演映画をチョン・ウソンと撮影中です」(同編集部スタッフ)