ジュノ2PM)×イム・ユナ少女時代)が贈る王道ラブコメディ『キング・ザ・ランド』がNetflixで独占配信スタート以来、連日視聴ランキングトップ10上位を維持し、好評を呼んでいる。

 ジュノ演じる“桁外れ級”御曹司ク・ウォンの、憎めなすぎるツンデレぶりはもちろん、見ていて癒されるのは、ユナ演じる“スマイルクイーン”ホテリエ、チョン・サランの飾り気のない愛らしさだ。

 ユナといえば、ガールズグループ、少女時代のセンターとして一時代を築いたトップアイドル。一方で、2007年にドラマ『9回裏2アウト』で演技活動をスタートし、2008年の日々ドラマ『君は僕の運命』(全178話)で初主演、最高視聴率43.6%を記録する大ヒットとなり、百想芸術大賞の新人賞と人気賞に輝くなど、女優としての道を切り開いた。

 その後も、チャン・グンソクとの共演作『ラブレイン』(2012年)をはじめ、音楽活動に並行して、女優としてもコンスタントな活動を続けている。とりわけ、どんな相手役でも最高のカップリングを生み出す“コラボ力”がユナの武器。なかでも、胸ときめかせる化学反応を生み出した3作を紹介しよう。

■思わず守りたくなる!“ワケありボディガードチ・チャンウクとのアクションロマンス

●『THE K2~キミだけを守りたい~』(2016年)

 ベールに包まれた過去をもつ敏腕ボディーガード、“K2”ことジェハ(チ・チャンウク)と、彼の雇用人で大統領候補の妻ユジン(ソン・ユナ)、そして世間から隔離されて暮らす大統領候補の隠し子アンナ(ユナ)。財閥一家の欲望と大統領選をめぐる戦いを背景に、ワケありの3人が絡み合うスリリングなアクションロマンス。

 ある取り引きにより大統領候補の隠し子アンナの警護員となるジェハの徹底した “守る男”ぶりにときめくこと必至で、チ・チャンウクの男性的で深みのある演技に魅せられる。そんな彼の保護本能を刺激するヒロイン、アンナを演じたユナがまた愛くるしさ満点!

 何者かの陰謀によりスペインの修道院に隔離されて育った純粋培養のアンナが、世の中のことを何も知らないために起こす突飛な行動は無邪気な子供のよう。人前に出ることも怖がる彼女が初めて信頼できたジェハに想いを寄せていく様も、あまりにもピュアで見ているだけで「可愛い……」という声がこぼれてしまう。か弱いようで芯が強く、意外に大胆な面のあるアンナはまさにユナそのもので、チ・チャンウクとの愛らしいやり取りから目が離せなくなる!

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■時代劇でお転婆娘に!“高麗の王”イム・シワンと紡ぐ史劇ロマンス

●『王は愛する』(2017年)

 隣国・出身の母をもち、その血筋ゆえに父からも警戒されて育った孤独な世子ウォン(イム・シワン)と、彼の唯一無二の親友で護衛武士のリン(ホン・ジョンヒョン)、母を殺した仇への復讐を心に誓い、身を隠して暮らすヒロイン、サン(ユナ)。陰謀渦巻く高麗王室を舞台に、宿命的に出会った3人の男女の、切ない愛と固い友情の行方を描いたロマンス史劇。

 世間知らずだが情熱的で憎めない世子ウォンと、見守り男子リンというタイプの異なる男性2人に愛されるサンをユナが生き生きと体現。男勝りで運動神経抜群、男性陣2人よりもお酒も強く力持ちなサバサバ女子のサンは、女性視聴者からも支持を受けた。また、本作が時代劇初挑戦となったユナだが、切れ味鋭いアクションも披露。アクションスクールにも通い、スタントなしで撮影したシーンも多いとか。

 序盤は、3人の友情物語が愉快に描かれ、中盤以降は3者3様の想いが切なく絡み合っていく。なによりも、イム・シワンの俺様ぶりとユナの勝ち気ぶりの絶妙なコンビネーションが見もの。見目麗しい演技ドル2人の息の合ったやり取りは必見だ。

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