地味な容姿のジュギョン(ムン・ガヨン)が、転校をきっかけにメイクで美人に大変身。イケメン男子のスホチャウヌ)とソジュン(ファン・イニョプ)とともに繰り広げる三角関係ラブコメディ『女神降臨』。

 このドラマの第14話でジュギョンのデートシーンに登場した韓国南海岸中部に位置する慶尚南道・南海(ナメ)。前回は、段々畑が美しいタレンイ村と伝統的な漁法で生け捕りにしたカタクチイワシが美味しい市場食堂を紹介した。

■早朝から賑わう南海伝統市場の食堂、焼き魚は抜群の焼き加減

 一夜明けて翌朝、再び南海伝統市場を訪れた。120年の伝統を誇る南海郡最大の常設市場で、110余りの店舗が軒を揃えている。毎月2と7の付く日には五日市が立ち、さらに賑わいを増すという。この市場ではドラマ『ファンタスティック・カップル』で記憶をなくしたサンシル(ハン・イェスル)が買い物をするシーンが撮影された。

 朝6時から営業しているポンジョン食堂は、市場で働く人々も訪れる人気店だ。焼き魚定食を注文したところ、韓国独特の花柄の丸いお盆の上にたくさんのパンチャン(おかず)とともに、丸々1匹のメバルと厚みのある2切れのカレイが出てきた。表面はパリッと、中はふっくらとした抜群の焼き加減だ。

 ヒイカの塩辛、ヒジキやフノリの和え物など、海の香りを楽しめるパンチャンも美味しい。

■ハードルが高いが絶景に出会える菩提庵

 大満足の朝食を終えた後は、菩提庵(ポリアム)という寺に向かった。朝鮮王朝太祖・李成桂(イ・ソンゲ)が百日祈祷の末に朝鮮王朝を開国したという伝説があり、朝鮮太祖基壇がある南海錦山(標高681メートル)の山頂付近に建つ寺院だ。

 バスターミナルから運行本数の少ないバスに乗り、菩提庵第1駐車場で下車。そこからシャトルバスに乗り第2駐車場まで移動する予定だった。しかし、このシャトルバスは運行時間が決まっているわけではなく、ある程度乗客が乗車するまで運行しないらしい。

 ほとんどの観光客がマイカーで第2駐車場まで移動するため、この時の乗客は私だけで、いつシャトルバスが出発するかわからない状態だった。それを狙ってか、待機していたタクシーのドライバーが声をかけてきた。結果的には行きも帰りもそのタクシーのおかげで助かった。

 とはいえ、タクシーで行けるのは第2駐車場まで。そこからはマイカーで来た人も含め全員が、足腰に負担のかかる微妙な傾斜の坂を15分ほど登らなければならない。あまりに苦しくて15分が1時間にも感じるほど。ようやく到着したかと思ったところ、寺は急階段の下にあることがわかり恐る恐る階段を下りた。