Netflix新作ドラマ『ヒップタッチの女王』が配信スタート直後から人気を集めている。

 主人公の獣医ポン・イェブン(ハン・ジミン)は、あることをきっかけにお尻に触れると、その動物や人間の過去が見えてしまうという特殊能力を授かる。一方、田舎町に左遷された刑事のムン・ジャンヨル(イ・ミンギ)は、彼女の能力を利用し、手柄を立ててソウルの広域捜査隊に戻りたいと熱望する。そんな2人が繰り広げるサイキックコメディだ。

 このドラマの舞台は、忠清道(チュンチョンド)のムジンという架空の田舎町。劇中に登場したムジンの地図を見ると、韓国の西海岸に位置していることから、忠清南道(チュンチョンナムド)にある港町という設定のようだ。

 忠清南道といえば、三国時代に百済の都が置かれた公州(コンジュ)と扶余(プヨ)がある。ユネスコ世界文化遺産に登録された「百済歴史遺跡地区」には歴史ファンをはじめ大勢の観光客が訪れる。

 また、農業と漁業が盛んな地域で、東海岸に比べて穏やかな西海岸には数多くの海水浴場がある。

 ご当地グルメとしては、遠浅の海に棲むワタリガニを使ったカンジャンケジャンが有名だ。

■『ゴハン行こうよ』グルメブロガーの主人公が絶賛した忠清南道・安眠島の鍋料理

 忠清南道と言えば、あるドラマを見て以来、食べに行きたいと思っていた鍋料理が生まれた場所だ。

 無類の食通でグルメブロガーのク・デヨン(ユン・ドゥジュン)が、うんちくを語りながら美味しい韓国料理を紹介する『ゴハン行こうよ』シリーズ。シーズン2のヒロインを演じたソ・ヒョンジンは本作をきっかけにブレイク、今や数多くのドラマで主演を務める。

 そのシーズン2の第5話に登場したある「ケグッチ」という鍋料理を求めて安眠島(アンミョンド)へ足を延ばした。

 韓国南西部に位置する安眠島は、忠清南道・泰安(テアン)郡南部にある。元々は本土と陸続きだったが、海難事故を避けるために運河を作る際に本土から切り離された。現在は本土とは安眠大橋で連結されているため、バスで移動できる。

ソウルからのバスが到着する安眠バスターミナルはとてもこじんまりしている