ペ・スジ主演のNetflix最新作『イ・ドゥナ！』が配信開始早々、視聴ランキングトップ10入りし、注目を集めている。
突然芸能界から姿を消し、大学生として暮らす元K-POPアイドルと、彼女と同じシェアハウスに引っ越してきた平凡な大学生の、繊細で瑞々しい恋を描いたこのドラマは、自身も元トップアイドルだったスジがヒロイン、イ・ドゥナを演じていることでも話題となっている。
■リアルロマンス『イ・ドゥナ！』、"天性のアイドル"ペ・スジの魅力炸裂！
本作の見どころは、なんといってもスジ演じるイ・ドゥナが放つ魔性の魅力だ。けだるそうにタバコをくゆらせ、全力で世の中を拒むかのような冷たい眼差しを見せるイ・ドゥナの強いオーラに、冒頭からくぎ付けになる。
上機嫌で人の懐にするりと入ってきたかと思えば、突然雲行きが怪しくなりほろほろと涙を流す。気まぐれで突拍子がなく、人の心を弄ぶが、心の奥にはどうしようもない寂しさを抱えている彼女。
幼くして芸能界に入り、トップアイドルとして成功も孤独も見てきたイ・ドゥナは、まるでスジ自身に重なるよう。劇中では本気のステージパフォーマンスも披露し、1粒で2度おいしい内容になっている。
一方で、ある場面で抑えていた感情が爆発し、慟哭する姿は、心締め付けられる。アイドルとはいかなるものか、その世界に生きてみないことにはわからない。だが、スジが演じるからこそリアルに伝わり、不思議な共感が生まれ、知らぬ間に目が離せなくなる。
実際のスジはといえば、1994年10月10日生まれで現在29歳（2023年10月現在）。劇中では大学生を演じているが、なんら違和感がないのはさすがだ。
TWICEやNiziUを育てたJ.Y.Parkに見出された伝説のアイドルで、2010年、16歳の時にmiss Aのメンバーとしてデビュー。演技者としても、『ドリームハイ』（2011年）でヒロイン役に抜擢され、その年のKBS演技大賞新人賞を受賞。翌2012年にはヒロインを演じた映画『建築学概論』が大ヒットし、「国民の初恋」の異名をとるなど、瞬く間にトップスターの座を駆け上がった。
