韓流ブーム初期から一線で活躍し、現在も壮大な歴史ファンタジー『アスダル年代記アラムンの剣』や痛快復讐エンターテインメント『アゲイン・マイ・ライフ〜巨悪に挑む検事』など、時代劇から現代劇、アクションからヒューマンまで、多様なジャンルで優れた作品を生み続けている韓国トップ俳優、イ・ジュンギ

 トークのみならず、歌やダンスといったエンターテインメント性にあふれたファンミーティングでも知られる彼が、2023年の5月に続き、12月15日、パシフィコ横浜 国立大ホールにてスペシャルなファンミーティング『2023 Joongi’s Day in Yokohama〜Winter〜』を開催。K-POPアイドルのコンサートばりに総立ちの盛り上がりとなった爆笑&感動のイベント模様をレポートする。(記事全2回のうち前編)

■イ・ジュンギの最新来日ファンミーティング、詳細レポート!

 生バンドを従え、黒にラメストライプの細身のスーツをスタイリッシュに着こなしたイ・ジュンギがステージに登場するや、客席は総立ちに。オープニングは、彼のコンサートではおなじみのポップナンバー『For Us』だ。続く『Ma lady』ではキュートなダンスを、『Can’t Be Slow』ではキレッキレのダンスを披露し、息をつく間もなく繰り出されていくジュンギの圧倒的ステージパフォーマンスに魅せられっぱなし。客席のファンもノリノリで身体を揺らし、楽しそうだ。

 歌って踊ってフルスロットルのまま3曲、披露したジュンギは、息を切らせつつも、「皆さんとジュンギの時間が来ました。会いたかったです!」と挨拶。「たくさんいらっしゃいましたね。では、出席チェックをしましょう。叫んで〜!」と客席を煽ると、ファンもここぞとばかり大きな声で返す。「わぁ声がすごいですね、僕だけが年をとってしまったみたいです(笑)」と、ファンの反応にジュンギもご満悦だ。

 さらに、『Tonight』『NOW』と愛らしいダンスも印象的なポップナンバーが続いたあとは、米米CLUBの『君がいるだけで』、SMAPの『世界でひとつだけの花』と日本のヒット曲のカバーを熱唱。会場のファンも一緒に歌い、大合唱になるなど、完全に“コンサート”だ。

(C)NAMOOACTORS

 ここで、司会のYumiさんが登場し、トークタイムに。イ・ジュンギはあらためてぎっしり埋まった会場を見渡し、「こんなにたくさんの方が来てくださったのに、適当な姿は見せられません。適当な準備ではダメだと思い、スタッフを含めて一生懸命準備してきました!」と語り、気合いも十分だ。

 まずは、これまでジュンギが発表してきたオリジナル曲のタイトルにちなんだキーワードトーク。1つめは、ファーストミニアルバムのタイトル曲『褒めてくれ』。一人二役に挑んだ『アスダル年代記 シーズン2:アラムンの剣』を“褒めてくれ”ということで、役作りの苦労や2つのキャラクターへの愛情を語ってくれたジュンギ。

 ここで、客席に『アラムンの剣』で演じたウンソムのコスプレをしているファンを見つけると、大喜び。「その剣、僕が買いたいくらいです!」と興奮していた。