本作は、主人公一家や脇役たちにもベテラン名優から期待の子役までが揃っているのも、見どころのひとつ。
ポク家の長である母マヌムに扮するのは、“国民の母”と言われる名女優コ・ドゥシム。『椿の花咲く頃』『マイ・ディア・ミスター』『私たちのブルース』など数々の名作で人情あふれる母親役を演じているが、今回は予知夢能力を持つ個性的な役どころだ。
また、一家唯一の無超能力者で、家事を担当する優しい父オム・スング役には、『ある春の夜に』や『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』の主人公の父親役で知られるオ・マンソク(1965年生まれ)が扮している。
肥満で飛べなくなった姉ドンヒ役は、ハリウッドでも活躍するアクション女優キム・スヒョンなのだが、序盤は見事な特殊メイクを施していて、実際の彼女とはかけ離れた見た目になっている。劇中、ドンヒはジムで必死に減量に励んでいるので、今後その姿がどう変わっていくのかも気になるところ。
大きな眼鏡が印象的なグィジュの娘イナ役は、『先輩、その口紅塗らないで』などで可愛らしい姿をみせてきた子役パク・ソイ。スマホ依存症で学校でも居場所のない彼女だが、その超能力は未知数で、物語の鍵を握っていそうだ。
さらに、イナの学校の同級生ハン・ジュヌ役として、イケメン子役のムン・ウジンが登場。『無人島のディーバ』でもヒロインの中学時代の同級生役で注目を集めた彼が、今後イナとの交流を通して物語にどう絡んでくるのかが楽しみだ。
ほかに、ト・ダへとともにサウナに集う怪しい仲間たちにも個性派役者が揃う。リーダー役は映画『スリープ』のキム・グムスン、ジムのトレーナー役には『マイ・ディア・ミスター』『恋愛体質』にも出演していたリュ・アベル、尾行役は『グリーン・マザーズ・クラブ』のモデル出身俳優ロイが扮している。
演出は、『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』や『スノードロップ』のチョ・ヒョンタクが担当、脚本は『恋愛じゃなくて結婚』『内省的なボス』のチュ・ファミ。さらに、『浪漫ドクター キム・サブ』などで知られるヒットメーカーのカン・ウンギョンがクリエイターとして参加している。
●配信情報
Netflixシリーズ『ヒーローではないけれど』独占配信中
[2024年/全12話]演出:チョ・ヒョンタク 脚本:チュ・ファミ クリエイター:カン・ウンギョン
出演:チャン・ギヨン『今、別れの途中です』『九尾の狐とキケンな同居』、チョン・ウヒ『有益な詐欺』『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』、コ・ドゥシム『カーテンコール』『私たちのブルース』、キム・スヒョン『京城クリーチャー』『キマイラ』