■10位 ソン・ソック(1983年生まれ)

 2022年に1200万人以上を動員した映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』でマ・ドンソクの敵役を演じているが、まだ映画出演は少なく、やはり『私の解放日誌』『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』などのドラマの印象が強い。

 代役が見当たらない強い個性をもった俳優なので、今後のスクリーンでの活躍にも期待したい。『ムービング』『D.P.脱走兵追跡官』シーズン2のイム・ソンジェや『アジアの天使』『金子文子と朴烈』のチェ・ヒソと共演し、韓国で今月公開された映画『夜釣り』も楽しみだ。

ソウルの繁華街で見かけたソン・ソックがキャラクターを務めるビールのポスター

■11位 ユ・ヘジン(1970年生まれ)

 1200万人近くを動員した『破墓』出演でスターの座を決定的なものにしたユ・ヘジン。最近、日本で公開された『マイ・スイート・ハニー』ではキム・ヒソン扮するシングルマザーの相手役を演じている。

 ヒョンビンと共演した『コンフィデンシャル/共助』で主役級に到達し、キャラ的に近い立ち位置にいたオ・ダルススキャンダルで失速したことで、さらに出番が増えた印象だ。田舎の人の好いおじさんを演じさせたらピカイチで、ソン・ガンホイ・ジョンウンと共演した『タクシー運転手 約束は海を越えて』の演技は見もの。また、チョ・スンウの相棒役を演じた『タチャ イカサマ師』や、大企業の常務役を演じた『ベテラン』など、ナンバースリーくらいのポジションでこざかしく立ち回る役で光る俳優だ。

 大人気バラエティー番組『三食ごはん』シリーズでは、チャ・スンウォンと息の合ったコンビを見せて、ユニークで温かな人柄の魅力を発揮している。