韓国ドラマを最も輝かせているジャンルが「ラブコメ」。今までにたくさんの名作が生まれてきたが、主役カップルで一番多いのが「不愛想な超イケメンの財閥家の御曹司+男に媚びない庶民派の美女」という組み合わせだろう。
絶妙なコンビの2人に究極的にハマれば、もうラブコメの世界にどっぷり浸かることができる。そんな観点から、個人的にベスト3だと決めているドラマを順に紹介しよう。
■主役カップルの絶妙なコンビにハマる「大好きなラブコメ」ベスト3!
■大好きなラブコメ/3位『社内お見合い』(2022年)
偽装恋愛から本当の恋愛に発展するという王道のストーリーを持っている。
キム・セジョンが演じる食品会社研究員シン・ハリは、ラブコメ史上で最も笑いが取れるキャラクターだ。彼女はドラマの序盤からあたふたと逃げ回るシーンの連続。そのあたりのドタバタぶりが本当に笑えた。
アン・ヒョソプが演じるナルシストの社長カン・テムは、創業者の祖父から結婚を強制されて、やむなく恋愛を偽装しなければならなかった。その相手がシン・ハリなのだが、価値観があまりにも違いすぎて、意見がいつも真っ二つ。そんな好対照ぶりが興味深かった。
それにしても、シン・ハリはお高くとまっているキャラじゃない。なにしろ、偽装デート中に突然ボールが顔面を直撃して、強烈な青タンを作るハメになった。
「ヒロインにここまでやらせる?」と、ちょっぴり、キム・セジョンが気の毒になった(笑)。
とにかく、気分が塞いだときに見るなら最適なラブコメだろう。
●配信情報
Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中
[2022年/全12話]演出:パク・ソンホ 脚本:ハン・ソルヒ、ホン・ボヒ
アン・ヒョソプ、キム・セジョン、キム・ミンギュ、ソル・イナ、イ・ドックァ
■大好きなラブコメ/2位『キング・ザ・ランド』(2023年)
ジュノ(2PM)とユナ(少女時代)が主役カップルを演じるという時点で、もう最高級のラブコメ誕生が約束された感じ。特に、「不愛想な御曹司」を演じさせたら、ジュノの右に出るイケメンは他にいないと痛感している。
そんなジュノが演じるのは超一流キングホテルの本部長ク・ウォン。頭脳明晰だが唯我独尊タイプの典型。一方、笑顔の素晴らしさで最優秀社員になったチョン・サラン(ユナ)は異次元の好感キャラ。
2人は「ラブコメの定番」ともいえる最悪の出会いを経て徐々にお互いを理解するようになる。
特に、仕事で済州島(チェジュド)に出かけたとき、2人のラブロマンスの兆しが芽生える展開がとても良かった。さらには、タイのロケが楽しさの極致。見ているだけで気分が高揚してきて、このドラマが描く世界観に完全に没入できた。
●配信情報
Netflixシリーズ『キング・ザ・ランド』独占配信中
[2023年/全16話]演出:イム・ヒョヌク 脚本:チェ・ロム クリエイター:チョン・ソンイル