改装工事期間中、到着フロアーの両側に移転したSIMカード売り場が元に戻ったかというと、それはなかった。僕はてっきり仮移転かと思っていたが、韓国の通信各社がブースを出すスペースはそのままになった。
仁川国際空港の場合、C出口やD出口から到着フロアーに出ることが多い。以前はそのまま前に進んでいくと、正面に通信会社のブースがあった。そこでSIMカードを入れたり、Wi-Fiルーターを借りることができた。
しかし改装後、通信会社のブースは、到着階の両端に移ってしまった。場所でいうと、B出口とF出口の前あたりである。C出口やD出口からはそこそこ歩くことになる。観光客の勝手な希望をいえば、通信会社のブースはもっと増やしてほしい。
というのも、このブースはそこそこ混みあう。飛行機の到着便にもよるが、10人以上の人が待機していることが多い。どの通信会社も、窓口の横に番号札を発券する機械を設置している。そこで受けとった番号が表示されるのを待つことになる。
このブースにはさまざまな国の人たちがやってくる。SIMカードひとつとっても、利用期間やスピード、料金といったものを説明しなくてはならない。SIMカードを入れた後も、接続方法や動作確認が必要になる。ひとりにかかる時間が長いのだ。
これも追ってお伝えするが、このブースでSIMカードをいれたり、Wi-Fiルーターをレンタルすると、日本のSuicaのようなICカードに相当するT-moneyカードが無料でもらえる。SIMカードは出発前に日本で契約購入したり、ネットでeSIMに契約することもできるが、T-moneyカードは日本の輸入品を扱う会社から買うしかない。そんな事情もあるのかもしれないが、このブースを利用する人は少なくない。それも時間がかかる理由だろうか。
できれば到着出口の近くに、いくつものブースが新設されれば助かったのだが。そのあたりはブースを出す会社のスペース使用料との問題になるのだろうが、どこか到着階の隅に追いやられた感が募ってしまう。
仁川国際空港のターミナル1の到着階の改装は、一長一短? そんな気もする。