Netflix配信中の日韓グルメバラエティ『隣の国のグルメイト』。韓国の人気バラード歌手ソン・シギョンの案内でさまざまな韓国料理を食べている『孤独のグルメ』の松重豊だが、シーズン2第2話の「オリグイ(鴨焼き)」では、過去最高のリアクションを見せていた。
■Netflix『隣の国のグルメイト』に登場した鴨の炭火焼き肉は週末のごちそう、脂が美味しいのにヘルシー!
都市部に住んでいる韓国人は週末ともなると、パラムセロ(風を浴びること=気晴らし)で郊外にクルマで遊びに出かけることが多い。ソウルからなら市の西方向に広がる河南市(ハナム)市や、今回『隣の国のグルメイト』でソン・シギョンが自ら運転して松重を連れて行った南楊州(ナムヤンジュ)が、近くて人気のエリアだ。
韓国には郊外型の飲食店というものがあり、今回の鴨料理をはじめ、タッペクスク(鶏の水炊き)などの鶏料理、山菜料理、豆腐料理などの店がそれに当たる。ふつうの路面店もあれば、今回の「チンミオリグイ」のようにテントを使った「離れ」で食べるタイプの店も多い。


日本では鴨南蛮そばや鴨鍋など、鴨はやや高級な食材というイメージがあるようだが、韓国の鴨料理は特別高価なものではない。そもそも韓国で鴨肉を積極的に食べるようになったのはこの20年くらいのこと。独特の肉の匂いを消すのに、韓国の甘辛いヤンニョムソースが活躍したのだ。
ソン・シギョンが言っていたように、鴨肉は健康上のメリットが多い不飽和脂肪酸を豊富に含み、高タンパク低コレステロールなので、肉料理に抵抗がある人にもおすすめできる。
また、松重が連呼していたように脂の旨味が抜きんでているので、新たな鴨肉グルメの世界が開けるだろう。
