IMF事態(通貨危機)は、キム・テリ主演の『二十五、二十一』、IU主演『おつかれさま』などのドラマや、キム・ヘス主演『国家が破産する日』、ソン・ジュンギ主演『ボゴダ 彷徨いの地』などの映画に描かれていたので、日本の人でもその深刻さを想像しやすいだろう。

 また、2PMジュノ主演の今秋期待作『テプン商事』(Netflixにて10月11日より独占配信開始)もIМF下の韓国を背景としているので見逃せない。

 キム・ヨンサム政権後期、筆者は東京に語学留学中だった。日本の物質的な豊かさに圧倒され、文化的な成熟度を羨み、個人主義の発達に驚いていた。そして1998年、キム・デジュン(金大中)政権が誕生し、日本文化の段階的開放が始まった。段階的だったのは、日本文化が我が国の文化を浸蝕してしまうのを恐れたからだった。この数年後に日本に韓流熱風が吹くなど、まったく想像できなかった。

Netflixシリーズ『ウンジュンとサンヨン』独占配信中

●配信情報

Netflixシリーズ『ウンジュンとサンヨン』独占配信中

[2025年/全15話]演出:チョ・ヨンミン『ブラームスは好きですか?』『愛と、利と』 脚本:ソン・ヘジン空から降る一億の星』『マイ・スイート・ソウル』

出演:キム・ゴウン『ユミの細胞たち』シリーズ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々』、パク・ジヒョン『財閥X刑事』『ユミの細胞たち』、キム・ゴヌザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』、キム・ジェウォンオク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』