一方、日本は1990年代後半からの韓国旅行者の増大で、サムギョプサルをはじめとする豚肉を使った焼肉文化にふれるようになった。2000年頃は、日本の人をサムギョプサルの店に案内すると、「えっ! なんで豚肉?」という反応をする人が少なくなかった。
日本の家庭では1970年代末からホットプレートで豚肉を焼いて食べたりはしていたが、焼肉店では牛肉を食べるのがあたりまえで、本場韓国に行けば上質なカルビやロースが安く食べられると期待する人が多かったのだ。
しかし、焼いた豚肉の意外な旨味、合わせ味噌や生ニンニクや唐辛子などを添えて葉っぱで巻いて食べる楽しさ、そして値段の安さがあまねく知られ、2000年代初頭、日本のコリアンタウンでサムギョプサルの店が人気を得始めた。
今では市井の焼肉店のメニューにサムギョプサルは普通にあるし、サムギョプサルを知らない日本人は少ないだろう。
この20数年間、韓国と日本は食文化の面でも互いに影響を与え合っているのだ。
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