■『素晴らしき新世界』ソリとセゲが波と遊んだ美しい浜辺のロケ地は?
浜辺でうっとりと海を眺めるソリにセゲが言う。
セゲ「済州には初めて来たのか?」
ソリ「初めてどころか、海を見るのが初めてだ。(中略)私が海も見ずに死んでいたら千秋の恨になっただろう。生きていてよかった」
高速鉄道や飛行機で国内のどこでも1、2時間で行ける時代にいる私たちにはピンと来ないが、朝鮮王朝時代の済州はそれほど遠い地だった。
逆に言うと、山深い江原道や海を隔てた島に住む者にとってソウルという都は、遠い憧れの地だった。日本の植民地時代くらいまで、高齢者のあいだでは、「ソウルを見てから死にたい」という言葉がふつうに使われていた。
ソリとセゲがたたずんだ海辺のシーンは、じつは済州ではなく忠清南道の西海に面した薪斗里(シンドゥリ)海岸で撮影されている。
泰安郡の西部にある薪斗里海岸は、弓状に6キロほど続く砂丘海岸。映画ではホン・サンス監督の初期作品『浜辺の女』で、キム・スンウ、コ・ヒョンジョン、ソン・ソンミらが戯れるシーンが、ドラマでは『私たちのブルース』でイ・ビョンホンとシン・ミナが真っ赤なスポーツ―カーで走り回るシーンが撮影された。
●配信情報
Netflix『素晴らしき新世界』独占配信中
[2026年/全14話]演出:ハン・テソプ 脚本:カン・ヒョンジュ

