離婚寸前の夫婦が、夫の泥酔をきっかけにとてつもない事件に巻き込まれるスリラーサスペンス『夫婦の結末』がディズニープラスで配信中だ。主人公の医師を演じるのは、『恋人~あの日聞いた花の咲く音』『わずか1000ウォンの弁護士』『ストーブリーグ』のナムグン・ミン。妻役にはナムグン・ミンと『私たちの映画』でも共演したイ・ソル。夫婦を窮地に追い込む凶悪犯には『賢い医師生活』シリーズでお馴染みのキム・デミョンが扮する。(以下、一部ネタバレを含みます)
■『夫婦の結末』ナムグン・ミンの手に汗握る救出劇、悪魔のようなキム・デミョンに戦慄が走る!
大学時代に知り合い、互いに惹かれあったカン・テジュ(ナムグン・ミン)とコ・セユン(イ・ソル)。結婚後2人は、セユンの父コ・ドンチャン(チャン・グァン)が経営するウリ協和病院で、それぞれ脊髄神経外科医と理事長として勤務している。
仲睦まじかった2人だが、娘の死をきっかけに夫婦仲に亀裂が入る。人命を第一に考えるテジュと病院経営を重んじるセユンとの考え方の違いが2人の溝を深め、遂にテジュはセユンに離婚を切り出すが、セユンは拒絶する。
妻との問題に悩み、泥酔したテジュは運転代行を依頼する。翌朝自宅のベッドで目覚めたテジュは、車に乗ってからの記憶がない。その日、セユンがVIPとの接待ゴルフに姿を見せなかったことを知ったテジュは、セユンに電話をかける。しかし、応答したのはセユンではなく、昨晩テジュを送り届けた運転代行の運転手だった。
しかも、その男はテジュからの依頼でセユンを拉致したという。驚くテジュに男は、セユンを助けたければ、大金を用意するよう脅迫し……。
心が離れていく妻との仲を何とか修復しようと努力するテジュだが、既に心を閉ざした妻には全く伝わらず、かえって夫への憎しみを増長させるばかり……というテジュの姿を描く序盤がなんとも切ない。
そんなテジュだったが、セユンが拉致されたことにより、妻への愛を再確認しつつ、その拉致が泥酔中の自分の失言により起こったことで窮地に追い込まれる。拉致犯に弱みを握られ、戸惑いを隠せないテジュのおどおどとする姿は、哀れでありどこか人間味がある。そんなテジュの複雑な心情を、実力派ナムグン・ミンが抜群の演技力で表現している。
一方、拉致の実行犯ノ・マニに扮するのはキム・デミョンだ。『賢い医師生活』や『ミセン -未生-』でのソフトな語り口調から「癒し系キャラ」として知られるキム・デミョン。しかし、本作では血も涙もない卑劣で人を小ばかにしたような知能犯を演じ、新境地を開いた。
テジュを自分の策略にはめて、セユンをいたぶることを楽しんでいる悪魔のような姿に、背筋が凍り付くほど恐ろしさを感じる。
囚われの身になったセユンは、理事長として大病院の経営を一手に引き受けているだけあって、窮地に追い込まれても冷静沈着で度胸が据わっている。そんな聡明で勇気のあるセユンは、イ・ソルのハマリ役だ。
パク・ビョンウン演じる元刑事の男の登場で、物語は大きな転機を迎える。ノ・マニの犯行の目的は何なのか、なぜテジュ夫婦がターゲットになったのか。今後の展開が大いに気になるところだ。
●配信情報
『夫婦の結末』ディズニープラスにて独占配信中
[2026年/全12話]演出:キム・ジョンヒョン 脚本:チョン・ジェハ
出演:ナムグン・ミン、イ・ソル、キム・デミョン、イ・サンヒ
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