■『夫婦の結末』テジュが猛スピードで運転した道のロケ地仁川広域市・松峴洞とは?

『夫婦の結末』第1話で、妻を拉致したとの電話を受けたテジュは、犯人から指定された場所へと猛スピードで車を走らせる。その車が角を曲がった瞬間、反対車線から来たバイクが転倒してしまうという場面がある。

 この撮影が行われたのは、仁川広域市・済物浦区にある松峴(ソンヒョン)近隣公園付近で、地下鉄1号線東仁川駅から徒歩20分ほどの場所である。

 韓国北西部にある港町、仁川には1883年の開港以降、大勢の外国人が転入し、港に近いエリアに外国人居留地を作り住むようになった。

 急こう配の坂と階段が続く松峴洞は、当時、行き場を失った朝鮮の人々が板やトタンなどで小屋を建て、移り住んだ場所のひとつだ。月に手が届きそうなくらい高い場所にあることから「タルトンネ」と呼ばれる貧民街だった松峴洞だが、1990年代後半には高層マンションが建設され、その姿が一変した。

 急坂や細い路地が多い松峴洞ならではの地形が、『夫婦の結末』の緊迫感をより高める演出に効果的に使われている。

『夫婦の結末』ロケ地、急坂が多い仁川・松峴洞の街並みが描かれた壁画
タルトンネだったかつての松峴洞が再現された「水道局山タルトンネ博物館」の展示

●仁川までのアクセス

ソウル駅から仁川駅まで地下鉄1号線で約1時間15分。