思い切り笑って現実を忘れ、思い切り泣いてカタルシスを得る。知らない世界を垣間見る。物語と映像に没入する。劇場映画にはさまざまな楽しみ方があるが、好きな俳優を大きなスクリーンで愛でるのも劇場鑑賞の魅力のひとつ。
10月16日(金)から全国公開される韓国映画『ハイファイブ!』は、20代前半の若手から個性派、90代の大ベテランまで多彩な俳優たちのアクションやたたずまいを楽しめる作品。監督は、日本をはじめ各国でリメイクされた『サニー 永遠の仲間たち』や『タチャ』シリーズの2作目、話題作『スウィング・キッズ』を撮ったカン・ヒョンチョルだ。
■映画『ハイファイブ!』臓器移植された5人が超能力を発揮!主人公にイ・ジェイン、アン・ジェホン、ユ・アイン、ラ・ミラン、キム・ヒウォン!
映画『ハイファイブ!』は超能力がテーマなだけに、そのストーリーは奇想天外だ。
主人公5人は、1人のドナー(医療目的の臓器提供者)から、それぞれ心臓、肺、腎臓,肝臓、角膜を移植され、ただ健康になっただけでなく、どういうわけか超能力を得てしまう。
そして、同じドナーから膵臓を移植された新興宗教の教祖は、万能の神になるべく5人の超能力を奪い尽くそうと画策する。
時速100メートルの走力と、ビルをも飛び越える跳躍力を得た女子中学生ワンソに、『未知のソウル』『ラケット少年団』『サバハ』のイ・ジェイン(2004年生まれ)。テコンドー経験者らしい激しいアクションは、本作の見せ場のひとつだ。
吐く息ですべてを吹き飛ばす肺活量を得た芽の出ない作家チソンに、『王と生きる男』『タッカンジョン』『マスクガール』のアン・ジェホン(1986年生まれ)。超能力者と凡人のアンバランス感が魅力だ。
指先ひとつで電子機器を操るキドンに、『スンブ:2人の棋士』『#生きている』のユ・アイン(1986年生まれ)。鼻っ柱が強く、アン・ジェホン扮するチソンとは何かと衝突しがち。
自身の超能力に無自覚なヤクルトおばさんソンニョに、『市民捜査官ドッキ』『良くも、悪くも、だって母親』のラ・ミラン(1975年生まれ)。アン・ジェホンとともにコミカルな役を演じている。
ハンドパワーで他人のケガや病を治してしまう肉体労働者に、『ムービング』『プロジェクト・サイレンス』のキム・ヒウォン(1971年生まれ)。悪役が多い彼の俳優キャリアのなかでも異例の善良な市民を演じている。ウォンビン主演の『アジョシ』で臓器密売組織の幹部を演じていたことを思うと、大変なギャップである。