■とはいえ、美味しかったりするのは困りもの
記事の冒頭でお仲間の「オニオコゼ」は高級魚として珍重されると書いたが、オニダルマオコゼもまた生息地域では高級魚として扱われ、香港、フィリピン、日本で食べられている。その肉は上品な白身で、刺身、唐揚げ、吸い物などの料理にされるという。
フグにしろオニダルマオコゼにしろ「美味しいものには毒がある」といったところか。
人気YouTuber、きまぐれクックがオニダルマオコゼを調理した動画
また、世界の海には今回紹介した「魚類最強」の猛毒王・オニダルマオコゼも裸足で逃げ出すような、クラゲや貝類など猛毒水棲動物がうじゃうじゃいる。なかには「青酸カリの10万倍」なんてモンスター級の生物も海には潜んでいるので(詳しい話はまた別の機会に)、ビーチリゾートにお出かけの際は、くれぐれもご用心を……。