■「青春群像劇」：社会現象を巻き起こした会社員ドラマ『ミセン-未生-』
韓国で「サラリーマンのバイブル」ともいわれた人気コミック原作の『ミセン-未生-』(2014 年／全20話)は、日本でもリメイクされた群像劇です。一流商社のインターンとなったイム・シワン演じる主人公が、慣れない会社員生活の中で、上司や先輩、同期の仲間たちとともに成長していく過程が描かれています。仕事や職場の人間関係で悩んでいる時に観ると、きっと元気が出てくるはずです。
共演したカン・ハヌル、ピョン・ヨハン、『賢い医師生活』の産婦人科医で人気を博したキム・デミョンなど、若き演技派たちが本作を機に注目されて活躍の場を広げていきました。理想の上司を演じたイ・ソンミンが実力派として名を成すきっかけにもなりました。
ロマンス要素一切なしで高視聴率を記録したことも画期的で、これ以降、職業ものや骨太ヒューマン作品が多く作られていきます。まさに韓国ドラマの歴史を変えた“神ドラ”です。
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