パク・ミニョンとソ・ガンジュン主演のヒーリングロマンス『天気がよければ会いにゆきます』にも、イ・ジェウクは印象的な脇役で出演している。
『天気がよければ会いにゆきます』の舞台は静かな田舎町。チェロ講師のヘウォン(パク・ミニョン)はソウルの仕事を辞めて、高校時代に住んでいたその町でひと冬を過ごすことになる。そこで、古民家を改装した書店を営む高校の同級生のウンソプ(ソ・ガンジュン)と10年ぶりに再会し、交流を深めていくという物語だ。
”ラブコメクイーン”と称されるパク・ミニョンだが、本作では心の傷を抱える繊細でピュアなヒロインを好演。物静かで心温かな”見守り男子”のウンソプは、ソ・ガンジュンのハマり役だろう。
イ・ジェウクが演じるのは、ソ・ガンジュン扮するウンソプの同級生で、親友のジャンウ。ソウル大学出身だが、親の言いつけどおり地元に戻って市役所に勤める模範的な優等生だ。コミカルなサブキャラクターで恋愛サブストーリーもあり、物語のアクセントになっている。
同作にはイ・ジェウクと同じく『偶然見つけたハル』に出演し、次世代最強イケメン俳優として人気急上昇中のキム・ヨンデが、ヘウォンに片想いする同級生役で出ているのも注目だ。
原作は韓国のベストセラー小説で、心に響く名セリフやモノローグが多数散りばめられている。書店が舞台のひとつなので、韓国人が好む「文学」や「詩」の世界を味わうこともできる。何より、田舎町の雪景色は静かで美しく、冬の時期に観る癒し系恋愛ドラマとしてお薦めだ。
イ・ジェウク出演作としては、他にも特別出演した『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』も観てほしい1作。イ・ジェフン演じる主人公を慕う若き格闘技選手役で、胸にグッとくるエピソードを担っている。