韓国ドラマ『力の強い女 ト・ボンスン』や『花郎<ファラン>』など俳優として、さらにパク・ソジュン率いる芸能界親友軍団「ウガファミリー」のメンバーとしても、素顔の愛らしさで人気のパク・ヒョンシク。
最新主演ドラマ『青春ウォルダム〜運命を乗り越えて〜』では、朝鮮時代を舞台に、殺人の濡れ衣を着せられたヒロインとともに王宮の陰謀に立ち向かっていく“呪われた”孤高の世子(セジャ=王の後継者)を気高く美しく演じ、さらなる魅力を放っている。
王宮の陰謀×ワケあり世子×男装ヒロインという大ヒット時代劇の定石が詰め込まれたこの注目作が、映像配信サービス「Lemino」で5月より独占配信スタートすることが決定。パク・ヒョンシクは新たな“世子スター”として浮上している。
そこで今回は、“年下男子”キャラとともに、男性俳優ブレイクの鍵を握る、韓国時代劇の“世子”役にスポットを当て、最新「“世子俳優”四天王」を選定した。(※濃紺の「袞竜(こんりょう)の御衣」を着こなす朝鮮王朝の世子に限定)
■呪いをかけられた苦悩の世子を、パク・ヒョンシクが高貴な佇まいで魅せる!
★『青春ウォルダム〜運命を乗り越えて〜』イ・ファン(パク・ヒョンシク)
3年前、当時世子だった兄の死により、その座を継いだイ・ファン。優れた武芸と卓越した記憶力の持ち主だが、世子の座に就くや、兄殺しの疑惑をささやかれ、それを後押しするような呪いの書を受け取るなど、苦悩の淵に。
誰も信じることができず、常に心を尖らせて日々を過ごす孤独の世子の前に現れたのが、家族殺しの汚名を着せられ、追われる身となった名家の娘ジェイ(チョン・ソニ)。ジェイの一家が殺された事件と呪いのつながりを感じたファンは、ジェイとともに解明に乗り出していく。
真実を究明していく過程での鋭い洞察力、男装内官として仕えさせるジェイとのコミカルかつ胸キュンなやり取り(『雲が描いた月明り』のよう!)と、硬軟の魅力を発揮したヒョンシクの虜に。
そもそも、俳優の実力と存在感をもっとも明確にするのが、時代劇だ。スター性だけではすまされない。韓服を凛と着こなし、時代劇特有の言葉遣いを優雅に操り、堂に入った品のある所作で魅せる。
若手俳優が名実ともにトップ俳優になれるか否かは、史劇(こと王族)を演じられるか否かにかかっている。条件の高さから、若手で世子役(しかも主人公として)を演じられる俳優は多くないが、ヒョンシクは『花郎<ファラン>』では高麗の若き王、本作では朝鮮の世子役を、その星に生まれたかのように魅せている。日本配信が楽しみだ。
●配信情報
『青春ウォルダム〜運命を乗り越えて〜』Leminoにて、5月より独占配信スタート
[2023/全20話]演出:イ・ジョンジェ『100日の郎君様』、キム・ジョンウク 脚本:チョン・ヒョンジョン『都会の男女の恋愛法』『ロマンスは別冊付録』 出演:パク・ヒョンシク、チョン・ソニ、ピョ・イェジン
© STUDIO DRAGON CORPORATION
*Lemino:「dTV」がリニューアルして、4月12日により新たに提供する動画配信サービス