■完全無欠の冷徹世子にして記憶喪失のカリスマ庶民、ド・ギョンスの巧演光る!
★『100日の朗君様』イ・ユル(ド・ギョンス/EXO_D.O.)
容姿端麗、文武両道という完全無欠の世子だが、母の死後、心を閉ざした気難しい冷血漢。刺客に襲われるなか記憶を失い、“平民”ウォンドゥクとして世帯を持つことになり、“役立たずの郎君=夫”に転落。
薪も割れず、縄も編めないのに、大きな顔で料理の味付けを批評したり、すらすらと漢詩を詠んだりと、庶民のなりをしていても世子気質は抜けず、知性は隠しきれない。高貴な生まれゆえ、低俗なもの、気に食わないものに対峙すると、「不快だ」の一言で切り捨てていくのも愉快痛快。と、とにかくキャラが立っている。
演技派で知られるド・ギョンスが、クセの強い世子を飄々と、しかもカリスマたっぷりに演じ、あっぱれの一言。ナム・ジヒョン演じる“かりそめの妻”ホンシムの尻に敷かれつつ、「許可なく私に触れられる女だ、お前は」などと上から目線の愛の告白も繰り広げ、ロマンス演技も良い。肉体労働は嫌いだが、ホンシムの窮地には優れた武術で救い出すなど、時代劇アクションも披露している。
●作品情報
『100日の郎君様』[2018/全16話]出演:ド・ギョンス(EXO_D.O.)、ナム・ジヒョン、キム・ソンホ、ハン・ソヒ
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