釜山慶州を巡るツアー2日目の午後、機張郡の海東龍宮寺とオシリア海岸散策路でかなり歩いた一行は、バスで海雲台に戻り、サムギョプサルの夕食へ向かった。

■匂いと客入りとスタッフの動きで優良店を確信

 店に入った瞬間、この店は当たりと確信した。匂いがもう旨いのだ。

 金曜日とはいえ、まだ18時を回っていないのに我々一行(約50名)の予約席以外はほぼ満席。そして、注目すべきはホールの若いスタッフの動きである。韓国の飲食店のマニュアルっぽくないカジュアルな接客は嫌いではないのだが、これだけ外国人が押し寄せる国になったら、日本的なきめ細かい接客も必要になってくる。お客さんがスタッフを必要としている気配を素早くキャッチしてパッと応えることが重要だ。

 その点、この店は高いレベルで合格点だった。若い女性スタッフは肉を焼き、切り分けながら、肉や酒に対する我々の質問に丁寧に答えてくれた。

ツアー二日目の夕食は「マッチャンドゥル・ワンソグムクイ海雲台直営店」のサムギョプサル。店の住所は、海雲台区佑洞635-14。営業時間12時~23時(ブレイクタイム15時~17時、ラストオーダー22時) 
「マッチャンドゥル・ワンソグムクイ海雲台直営店」は、ガスバーナーを使ったファイヤーショーなどはせず、肉質と接客に注力しているところが好印象だった