■『私たちのブルース』『キング・ザ・ランド』ロケ地、済州道の加波島に注目
最近の人気ドラマのロケ地といえば、イ・ビョンホンをはじめ豪華キャストが彩った『私たちのブルース』やイ・ジュノ(2PM)とイム・ユナ(少女時代)が共演している『キング・ザ・ランド』のロケ地になった済州道(チェジュド)の加波島(カパド)が大注目だ。
南の小島の開放感にあふれているし、美しい空と海の調和が素敵で、ドラマを見ていても本当に胸がワクワクした。同じように考えている人が多いはずなので、今年は加波島もかなりの賑わいを見せることだろう。
それにしても、韓国の地方をまわっていると「人間こそが韓国最高の観光資源かな」と思えることが多い。特に、市場や食堂で働く人たちのバイタリティがある生き方を見ていると、たまらなく触発されるし、人間味を見いだせる。
さらに、各地で出会う人たちに感じるのは情の深さだ。相手を気遣い、相手を厚くもてなしてくれるのが韓国の美風であり、そのおかげで韓国の地方に行くと無性に楽しくなるし、酒もどんどん進む。とにかく、「生き返った!」という気分の連続になるのだ。
「さあ、次は韓国のどこに行こうか」
そう考えているときがまたまた楽しい。まさに、韓国の各地方が自分を呼んでくれている、と思える瞬間こそが新しい旅に向かう原動力になる。
*韓国ドラマのロケ地巡りをきっかけに、韓国の地方を旅した経験などをまとめた書籍『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行』(小暮真琴・康熙奉の共著)が好評発売中。