第4話からはソ・ヒョリムが扮している和緩(ファワン)翁主(オンジュ)がたくさん登場してきた。とてもアクが強いキャラである。実の叔母なのにイ・サンを世孫から排斥しようとする役割を演じていく。そんな和緩翁主はどんな女性なのだろうか。
和緩翁主は英祖の娘である。英祖には翁主(側室が産んだ王女)が7人いたが、その四番目だ。彼女の母親は映嬪イ氏で、実の兄が思悼世子である。それなのに、和緩翁主は思悼世子と仲が悪くて兄の素行の悪さを英祖に告げ口することが多かった。そういう事実があるので、思悼世子が英祖の怒りを買って米びつに閉じ込められて餓死する大事件にも関与した疑いをもたれている。
その当時、イ・サンは10歳だったが、和緩翁主の悪意ある行動を忘れていなかった。そんな経緯からも、『赤い袖先』で和緩翁主は悪役として登場して、イ・サンの強烈なカタキ役になっていくのである。
今後も物語を引っ掻き回す和緩翁主の動向から目が離せない。
●作品情報
『赤い袖先』
[2021年/全17話]※TV放送は全27話 演出:チョン・ジイン、ソン・ヨナ 脚本:チョン・ヘリ
出演:ジュノ(2PM)、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ
DVD&Blu-ray販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン