コミカル&スタイリッシュなアン・ボヒョンの演技が光る『財閥 x 刑事』がディズニープラス スターで独占配信中だ。
財閥ハンスグループの3世チン・イス(アン・ボヒョン)は、ある日友人をナイフで切りつけた男を目撃。その男を殴ったことで、暴行罪で逮捕され留置所に拘束されてしまう。しかし、のちにイスが殴った相手が強盗殺人事件の容疑者だと判明。財閥グループと警察署長の裏取り引きにより、イスは特別待遇で捜査1課の刑事になるところから、物語は始まる。
■アン・ボヒョン主演アクションコメディ『財閥 x 刑事』、財閥御曹司が刑事に!?
財閥の御曹司といえば、アン・ボヒョンが一躍注目されるきっかけとなった『梨泰院クラス』でも、外食業界トップ企業・長家(チャンガ)の長男チャン・グンウォンを演じた。グンウォンは、パク・セロイ(パク・ソジュン)を打ちのめすために卑劣な手段もいとわない悪者だった。
そんなグンウォンとは異なり、運動神経抜群で何事にもまっすぐな『財閥 x 刑事』のイスは、どこか憎めないキャラクターだ。
莫大な財力や人脈にものを言わせ、遊びにも命を懸ける。留置所に拘束される状況に陥っても、あまり深刻に考えずアイスコーヒーを注文するなどおおらかだ。また、家族や友人思いの優しい一面も持ち合わせている。
そんなイスとバディを組む女性チーム長のイ・ガンヒョン(パク・ジヒョン)との関係が、今後どう展開していくのかも楽しみだ。
■『財閥 x 刑事』ロケ地の警察署がある大田の郷土料理、絶品カルグクス
この『財閥 x 刑事』の舞台となる江下(カンハ)警察署の撮影は、韓国中西部にある大田(テジョン)駅そばの東部警察署で行われた。
大田は、ソウル、釜山、仁川、大邱に次ぐ韓国第5の都市で、人口144万人あまり。ソウルと慶尚道とを結ぶ京釜線、全羅道とを結ぶ湖南線という2つの鉄道が分岐する交通の要衝である。
そんな大田の郷土料理のひとつがカルグクス(うどん)だ。日本統治時代に「うどん」が伝わったことが始まりと言われている。
1950年代に「大田=広大な畑」の地名の通り、広大な麦畑が造成されたことから、大田では小麦粉を原料としたカルグクスをよく食べるようになったという。
また、朝鮮戦争後、大田に駐屯していた米軍部隊からの救援物資として小麦粉が無償で供給されたため、大田駅周辺に次々とカルグクスの専門店が開業、庶民に浸透していったという経緯もある。