■『マイ・ディア・ミスター』では主人公ドンフンが零細工場街を見下ろすシーンも
大林商街ビルとその向こうの清渓商街ビルの右手(東側)の零細工場街では、『殺し屋たちの店』の武器商人(パク・ジョンウ、クム・ヘナ)、映画『レッド・ファミリー』(2013年)の固定スパイ一家(チョンウ、ソン・ビョンホ)、映画『嘆きのピエタ』(2012年)の借金取り立て屋(イ・ジョンジン)や謎の女(チョ・ミンス)が暗躍するシーンが撮影されている。
また、清渓商街ビルの北端では、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(2018年)14話で、盗聴器が仕掛けられていたことにショックを受けた主人公ドンフン(イ・ソンギュン)が、空中歩行路から西側の零細工場街を眺める場面が撮影された。
同じ清渓商街ビルが『ヴィンツェンツォ』のクムガプラザとして撮影されたことは、みなさんよくご存じだろう。主人公ヴィンチェンツォ(ソン・ジュンギ)が、敵対するバベルグループからクムガプラザを守ろうとして開いた盛大なパーティーのシーンは記憶に新しい。
■世運商街の屋上で撮影された『愛だと言って』の感動シーン
『最高の離婚~Sweet Love~』(2018年)第1話では、主人公(チャ・テヒョン)が清渓商街ビルと世運商街ビルを結ぶ空中歩行路の階段に座って、うずらの醤油煮の弁当を物憂げに食べるシーンがあった。
また、射撃選手(ハン・ヘジン)と警察官(イム・スロン)とヤクザ(チン・グ)が全斗煥元大統領(チョン・グァン)に復讐しようとする映画『26年』(2012年)にも、清渓商街ビルと世運商街ビルは登場している。
南端の世運商街ビルの屋上では、イ・ソンギョン&キム・ヨングァン主演作『愛だと言って』(2023年)の最終回が撮影されている。
宗廟や北部の山々をバックにジグ(チャン・ソンボム)が弾き語りをするなか、ドンジン(キム・ヨングァン)とウジュ(イ・ソンギョン)の感動シーンを見て、この場所に行ってみたくなった人も多いのではないだろうか。