韓国のゴールデングローブ賞とも称され、TV・映画・演劇の3部門それぞれで優れた功績を残した作品・スタッフ・俳優に与えられる韓国エンターテインメントアワードの最高峰、第60回「百想(ペクサン)芸術大賞」が、5月7日に開催される。開催に先立って、ノミネートされた作品や俳優が発表になった。
■韓国エンターテインメントの祭典、第60回「百想芸術大賞」ドラマ部門ノミネート作品紹介!
昨年(2023年)の第59回で話題を呼んだのは、最多8部門にノミネートされた『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。パク・ウンビンがTV部門の大賞を受賞。そのほか演出賞との二冠となった。
記念すべき第60回開催にあたり選ばれたのは、2023年4月1日〜2024年3月31日までの地上波・ケーブル・OTTいずれかのサービスで提供された4部作以上の作品(連作の場合、3分の1以上が放送された作品)たち。
最多7部門に名を連ねるのは、ディズニープラスを通して世界配給され、国内外で社会現象を生んだヒーロードラマ『ムービング』。続いて、イ・ドヒョンが、不慮の事故で記憶を失って7歳の少年に戻ってしまうという難役に挑み、ラ・ミランと共演した『良くも、悪くも、だって母親』と、パク・ボヨン主演のメディカルヒーリングドラマ『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜』が4部門にノミネートされた。
作品賞及び、最優秀演技賞男女に揃ってノミネートされたのは本格時代劇『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』。“賞コレクター”として名高いナムグン・ミンが、MBC演技大賞に続き、百想芸術大賞も制するのか気になるところ。
目下、放送のたびに視聴率をあげている『涙の女王』からはキム・スヒョンが最優秀演技賞に、新時代の復讐劇として話題沸騰となった『私の夫と結婚して』からはイ・イギョンが助演賞でノミネートされている。
激戦が予想される今回の授賞式。日本で配信・放送されている作品も多いので、授賞式までにノミネート作をおさらいし、受賞予想するのはどうだろう。
「第60回百想芸術大賞」TV部門、ドラマ作品の主要ノミネートは以下の通りだ。※ノミネートは「あいうえお」順、()内は、現地放送局/日本放送・配信サービス
●作品賞(ドラマ)
『悪鬼』(SBS/ディズニープラス)
『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』(MBC/WOWOWプライム5月3日放送スタート)
『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜』(Netflix)
『ムービング』(ディズニープラス)
『良くも、悪くも、だって母親』(JTBC/Netflix)