大統領府・国家危機管理センター室長役のパク・ヘジュン(1976年生まれ)は『ミセン -未生-』のグァンウン役で注目された人。イ・ソンギュンIU主演の名作『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』の目もと涼しげな僧侶役を覚えている人も多いだろう。

 復讐劇『夫婦の世界』で演じた、主人公(キム・ヒエ)の生活力のない映画監督の夫もハマリ役で、大ヒットに貢献した。最近では『毒戦 BELIEVER 2』にも特別出演している。

 刑事役のヒョン・ボンシク(1984年生まれ)は、『ドクタースランプ』のハヌルオンマの弟役でいい味を出していた。『ナルコの神』『殺人者のパラドックス』『マイ・スイート・ハニー』『ソウルの春』『犯罪都市4』など話題のドラマや映画に立て続けに出演している。老け役が多いヒョン・ボンシクだが、40歳になったばかりなのでさらにビッグになる可能性を秘めている。

 乗客で医師役のムン・スク(1954年生まれ)は、1970年代ロードムービーの名作『森浦へ行く道』(ペク・イルソプ主演)の奔放な女性役で注目されたベテラン女優。パク・ヘイルムン・ソリ主演映画『群山』での鄙には稀な食堂女将役で再注目されて以来、『マスクガール』『無人島のディーバ』など話題作に続けて出演している。ナチュラルな白髪が印象的で、脇役ながら圧倒的な存在感のある女優だ。