■ミンホ演じるテコンドー師範の道場で板割りして気分が「シウォナダ」

『家いっぱいの愛』では、4話のセリフに再び「シウォナダ」が登場した。

 テピョンがインストラクターを務めるテコンドー道場に現れたミレが板割りに挑戦し、正拳突きで次々に板を割っていく。そのときのひとことが、「シウォネヨ~(スカッとします)」だった。

 テピョンがムジンに食らわせた飛び蹴りに対する感想の「シウォナダ」と同じニュアンスである。

 ドラマや映画にもたまに出てくるが、「シウォナダ」は問題がスッキリ解決したときにも使われる。また、唐辛子の効いた辛いものやエイ料理のような揮発性の刺激があるものを食べたとき、韓国人の口から「シウォナダ」が飛び出す。

 物理的な涼しさだけでなく、熱いシャワーを浴びたときの身体がほぐれる感じ、ストレスが解消されたとき、大泣きしてカタルシスを感じたとき、痛覚に近い刺激を舌で感じたときなど、「シウォナダ」の世界は広く深い。

『家いっぱいの愛』の父ムジンと娘ミレのこじれにこじれた関係は「シウォナゲ(スッキリと)」解決するのだろうか?

●配信情報

Netflixシリーズ『家いっぱいの愛』独占配信中

[2024/全12話]演出:キム・ダイェ 脚本:キム・ヨンユン

出演:チ・ジニ、キム・ジス、ソン・ナウン、ミンホ(SHINee)、ユンサナ(ASTRO)、チョン・ウンイン、キム・ヨンジェ